虎夢 (ページ17)

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社外の日常5 ページ17

松倉｢(でも、なんだか困った顔してるなあ、普通に手応えあったらよっしゃーってテンションにならない？？)｣

ぼーっと宮近先輩を見つめていると

宮近｢ん？松倉どうした？｣

松倉｢え？いやなんでもないです...｣

宮近先輩は不思議そうな顔をして、デスクに積み上がった仕事をさばき始めた

・

ーーーー定時の時間

中村｢お疲れ様です、じゃあA先輩返事待ってますね｣

松倉｢返事？返事ってなんだよ｣

A｢わかったわかった！また連絡します！｣

松倉｢え？ちょっとなんだよ？どういうこと｣

中村｢松倉先輩には教えません｣

中村くんがさっとオフィスを出ていくと、それに続いて追いかけるように松倉くんがオフィスを後にした

荷物をまとめ、化粧室へ行き、
香水とリップを付け直す

(社長の息子...っ！！、、のえさんが社長の息子かー、、うーん実際そう言われるとなんだか不思議な感じだなー、ただの近所のお兄さんって存在だったわけだし...それに一緒に働くってこと自体がすごい)

頭の中でのえさんのことを考えながら、エレベーターへ向かうと

気がついたら、宮近先輩が隣にいた

宮近｢...なんか、いい匂いするねA｣

A｢あ、さっき付け直したんです...すみません匂いキツイですよね｣

宮近｢全然！すごくいい匂いだから...なんていうかドキドキしちゃうなって｣

言って直ぐに目線を落とす宮近先輩

A｢え..//｣

宮近｢ごめん変なこと言って、セクハラって思わないでね｣

エレベーターの扉が開く

中村くんと松倉がのえさんと楽しそうに話をしている

のえさん｢あ、A お疲れ様
この2人も一緒で大丈夫？｣

宮近｢(おいマジか...)｣

中村｢(先輩いい匂いする///)｣

松倉｢(アイツ何で色気づいてんの//)｣

のえさん｢(あれ？もしかして俺のために香水とリップ付け直してくれた？)｣

A｢は..はい、のえさんと宮近先輩が良ければ｣

宮近｢良いよ、2人ともくれぐれも失礼のないように｣

松倉｢(こうなったら隣を確保するか)｣

中村｢(如恵留って人とAの距離感を知りたい)｣

5人で居酒屋へ向かう