中村くんの目的 ページ15
宮近｢、交渉成立だね｣
宮近先輩とのえさんは2人で見つめあって、何やら目で会話しているような感じ。
A｢...あのー先輩私は今から何をしましょうか｣
宮近｢、、じゃあ俺のデスクの上にある資料をまとめて、表にして欲しい、｣
A｢え...宮近先輩のお仕事ですよね｣
宮近｢ごめん、ちょっと如恵留と話が長くなりそうだから｣
A｢...分かりました｣
のえさん｢ごめんね、A｣
A｢のえさんもファイトです｣
屋上を後にし、
エレベーターがいつものフロアに止まる
ドアが開くと、何か言いたげな表情で立っている中村くん
中村｢A先輩、｣
A｢どうした？｣
中村｢ちょっとこっち来てください｣
軽く両肩を掴んで体の向きを変える
A｢え、なんでー｣
中村｢休憩室でお茶しましょ｣
A｢えwお時給泥棒って言われちゃうよ???｣
中村｢それはドラマです、とりあえず...先輩顔色悪いし｣
A｢わかった五分だけね｣
休憩室に入ると
中村くんは開口一番
｢先輩、俺の事どう思ってます？｣
A｢後輩、、え...どういうこと｣
中村｢...後輩以外の感情、やっぱ無いですよね｣
A｢そりゃあまあ...後輩は後輩だしな〜｣
中村｢今度の休み、俺とデートしてくれませんか｣
A｢で...デート??!!!｣
中村｢先輩、そんなにデートに反応してくれると思いませんでした｣
A｢そりゃそんな言い方されたらびっくりするよ〜??そんなの付き合ってる男女カップルが言うことじゃないの｣
中村｢俺の事少しは男として見てくださいよ｣
と、その時休憩室の扉が開く
宮近｢..?海人とAじゃん、何してるのー｣
中村｢宮近先輩取引終わったんですかー｣
宮近｢いや、一旦偉い人のとこに連れていった｣
中村｢へ〜んじゃあ、A先輩そういうことなんで返事待ってますね｣
A｢...え、、ちょっ..｣
休憩室から海くんが出たことを確認すると
宮近先輩は隣に座って、俯く顔を覗き込んできた
A｢びっくりした!!!｣
宮近｢A、どうした？海人になんかされた？｣
A｢い、いえ(デートに誘われたとか言えない)｣
宮近｢なんか返事がどうって言ってたけど｣
(告白でもされたんだとしたら、これは間違いなくやばい)
A｢返事...どう返していいのかってちょっとパニックになってるところです｣
宮近｢...Aがそれでいいなら、いいんじゃないの？｣
A｢ええっと...ああはい、、｣
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作者名：シーザーサラダ | 作成日時：2020年10月14日 2時
