続:君となら2

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ツアーが終わるまでは








あくまで別れたふりをした









会うことはせず









テレビ電話で会えない寂しさを埋めた









そして大阪のライブは






楽屋には行かず









ただライブを見るだけで終わった









NAOTOさんがうまいこと武田さんから









前に写真を撮ったマスコミを聞き出してくれて









あたしはその人と会う約束を









取り付けることに成功した









広臣は少しあとに合流することになっている









そしてツアーも無事に終わり









ついにその日が来た









NAOTOさんの協力の元









以前お邪魔した







NAOTOさんの知り合いのカフェをお借りした








少し若めの記者さん







あたしたちより下じゃない？








記者｢誰もいない店･･･ここなら話せますね｣









｢はい･･･もうすぐ彼も来ます｣









ｶﾁｬｯ…







ドアが開き









サングラスにマスクをした広臣が入ってきた









記者｢ははっ本当に本物だ｣









臣｢･･･よろしくお願いします｣









あたしの隣に広臣が据わり









広臣の前に記者が座る









久しぶりに会うのが









こんなかたちなんてね









でも








今日でこれからのあたしたちの運命が変わるかもしれない









記者｢ではお願いします｣








ボイスレコーダーをテーブルに置き






録音ボタンを押した









臣｢彼女とお付き合いしてるのは事実です｣









広臣は







デビュー前に出会って互いに恋をしていたこと







そして再会を果たし









葛藤に揉まれながら









気持ちに素直になろうと決意したこと









あたしの記憶が無くなり





それでも諦めずに想い続けてくれた事









そして記憶が戻り結ばれたこと･･･









事細かに話してくれた

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