続:君となら2

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今後広臣とは連絡を取らない









仕事で会うことを知らなかったみたいで









それを話すと









仕事は彼らのためにきっちりとこなしてもらう









ただ私情は挟まないこと









それらを約束させられた









｢失礼します･･･｣









会議室から出ると









臣｢Aっ･･･！｣









心配そうな顔で









見る彼を振り切って









エレベーターに向かう









臣｢ちょっと･･･A？｣









呼ばないで･･･お願い









君の声を聴くと







泣いてしまうから









背後から腕を掴まれ







臣｢待ってって！なんでシカトすんの｣









｢･･･ごめんっ･･･｣









臣｢ごめんって･･･なにが？｣









わかってるんでしょ･･･？








あたしが謝るってことは









そういうことだよ･･･









エレベーターのドアが開き








彼の手を振りほどき









中へ入るとすぐにドアを閉めた









｢ごめっ･･･広臣･･･｣









エレベーターが下へ動く中









1人泣き崩れた









本社を出て







祐子さんに電話をすると









あれだけ泣いたあとだからか








何かあったのかと心配され









店は暇だから直帰していいと言ってくれた









正直






どうやって帰ってきたかもわからない









ベッドに横たわり









ただ天井と見つめ合う









涙も乾き








取れたマスカラのカスが









目に入って痛い









ﾌﾞｰｯﾌﾞｰｯﾌﾞｰｯ…







ひたすら震えるスマホ









着信はもちろん広臣









ようやくスマホの震えが止まると








次はLINE









何件も




何件も







通知が止まらない








何を送ってきてるのか









気になるけど









読んでしまうと









返信してしまいたくなるから









そっと電源を落とした

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