君となら2

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一緒にって･･･





店長｢お！もうそんなに仲良くなったの？いいねいいね｣





恭哉｢絶対待っててくださいね｣





｢･･･うんわかった｣









一緒に帰ろって･･･




話す事もないし


なんなら何話していいかわかんないし





気まずい空気流れるだけじゃん？









少しすると恭哉も上がって
2人で駅に向かって歩く









ほら、なんも話さないじゃん





一緒に帰ろうって誘ったのそっちなんだから
なんか喋ってよ








恭哉｢足･･･大丈夫？｣







｢あ、うん･･･まだ少しだけ｣







右足をかばいながらひょこひょこ歩くあたしを見て少し暗い表情をした








恭哉｢･･･お詫びにタピオカ奢ります｣







｢え？いいよいいよ！そんなの･･･｣









年下の後輩、ましてや10も違う子に奢ってもらうなんて







恭哉｢その足俺のせいなんで。これくらいさせてください｣









｢いやでも･･･｣









恭哉｢いいからっ！はいっしっかり握ってください｣







｢えっ･･･｣








あたしの手を引いて歩きやすくしてくれる






こんな若い子と手を繋ぐなんて･･･何事？




あたし、君からしたらおばさんだよ？



おばさんの手なんか握って嫌じゃないの･･･？









少し歩くと店の外まで列ができてる店があった







｢ここ？｣









恭哉｢ここのタピオカドリンク超うまいんすよ｣









タピオカドリンクってまた･･･若いな






あたしならコーヒーかお酒しか思いつかないわ








恭哉｢何頼みます？｣







｢んー･･･あっこれ美味しそう｣








ミルクティのタピオカドリンクを頼んでもらう





22歳の財布から出させるなんて･･･

いけない大人だ･･･








｢･･･ありがと。いただきます･･････なにこれ、美味しい･･･！｣





恭哉｢でしょ？まじここのは毎日飲んでも飽きねぇわ｣








手を繋いだままゆっくりと

あたしのペースに合わせて歩く









｢恭哉は何飲んでるの？それ｣









恭哉｢俺のはチョコ。飲む？｣









｢えっ？！？！｣








思わず立ち止まった









恭哉｢そっちもちょうだい｣








そう言って左手に持っていたあたしのドリンクのストローに口をつけた




その顔がまた可愛くてきゅんとしてしまう




っ･･･！！なにこの高校生のデートみたいなの･･･









顔が熱くなる･･･

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