80 ページ49
えっ？！
｢出かけるって･･･2人で？！｣
臣｢うん。そうだよ｣
まだ昼の3時だよ？
こんな明るい時間に2人で出かけたら
絶対マズいと思うんだけど･･･
｢む、無理だよ･･･！さすがにそれは･･･｣
臣｢お願い。今日だけでいいから｣
真剣な眼差し
そんなに行きたいところって･･･
｢･･･どこに行くの？｣
臣｢タピオカ･･･飲みたい｣
｢タピオカって･･･この前話した店の？｣
臣｢うん。買ったらすぐに帰るから･･･｣
そんな顔されたら断れないじゃん･･･
タクシーに乗り店へと向かう
念の為と帽子を貸してくれてそれを被った
タクシーの中
臣｢そんなに美味しいの？その店｣
｢うん。美味しかったよ！あたしはミルクティ頼んだけどチョコがよかったかな｣
臣｢･･･そっか｣
店の前に停めてもらうと
この前より少し少ないくらいの客の数
｢あたし買ってくるよ｣
臣｢だめ。俺も行く｣
｢だめだよっ。こんな誰でも見れるところで･･･｣
臣｢大丈夫だから｣
｢だーめ。ここで待ってて？｣
臣｢･･･わかった。じゃぁミルクティで｣
タクシーに彼を残し
あたしだけが列に並んだ
店員｢いらっしゃいませ｣
登坂くんがミルクティにするなら
チョコにしようかなぁ
2つを頼み店を出る
｢っ･･･？！なんで降りてんの？！｣
タクシーはどこにもなくて
彼は店の外で待っていた
｢･･･バレたらどうするの？｣
あまり大きな声も出せない
臣｢どうしてもこうしたかったの。あ、ありがと〜｣
そう言ってミルクティの方を取り歩き出す
自分の立場お分かり？！
ほんと大丈夫なのかな･･
前から人が来る度に
彼との間に少し距離を開ける
臣｢そんなに離れなくてもいいじゃん｣
｢いや、せめてこれくらいは･･･｣
臣｢これ美味いね｣
｢うん｣
何でここまでして･･･
バレたら大変なことになるんだよ？
自分にリスクになるような事
なんでするの？
臣｢それ何味？｣
｢･･･チョコ｣
臣｢･･･あいつが頼んだやつ？｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 455人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
よぴ子(プロフ) - ユキさん:好きな人とならどこでも幸せですよね( ´艸｀) (2020年5月24日 21時) (
レス) id: 0bb5de7a0a (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - よぴ子さん» キャー1日臣ポメ君って私だったら岩ちゃんポメラニアンだったらお出掛けしたい(*≧∀≦*) (2020年5月24日 11時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
よぴ子(プロフ) - shireyさん:もどかしくきゅんきゅんしてくれてるならあたしの狙い通で嬉しいです( ´艸｀)素直になれる日が来るのかなぁ( ´･ω･`) (2020年5月24日 11時) (レス) id: 0bb5de7a0a (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - きゃあああもどかしさとキュンキュンと、、話が気になります！はやく2人とも素直になって（；＿；） (2020年5月24日 9時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)
よぴ子(プロフ) - ユキさん:あたしFC抜けちゃったんですよね･･･( ´･ω･`)でも、なんかそんな気はしてました(TT) (2020年5月23日 21時) (レス) id: 0bb5de7a0a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：よぴ子
| 作成日時：2020年5月21日 2時
