君となら2

広臣side ページ42

ツアーも遂に幕を閉じ

次のコラボイベント企画へと本格的に話が進み出す








今日はまたあの二人が来る








俺はどんな顔してたらいいんだろう









付き合ってる2人に入る隙はあるのか？








まずは採寸から始まる









Aさんがメンバーの採寸をしてる間


俺は恭哉とかいう新人の事が気になりすぎて






気がつけば見てしまってる






うわっ




目合っちゃったじゃん





あーなんかイラッとする･･･









だめだ。仕事なんだから平然としてないと･･･








先に採寸の終わった岩ちゃんがこっちに来て







岩｢付き合ってないらしいっすよ。よかったすね！｣









｢えっ？！･･･まじ？｣









岩｢あいつの片思いらしい｣








でも

本人の口から聞くまでは





半信半疑









その後NAOTOさんも採寸を終えて俺の方に来るなり







N｢2人とも素直じゃねぇなぁ〜もどかしすぎるわ！｣






はい？









A｢じゃぁ･･･登坂くん｣









岩ちゃんの言葉を信じたい








･･･聞くしかねぇ









彼女の指が首に触れると






ピクッと反応してしまった







心拍数が一気に上がる






おさまれ俺の心臓･･･！









あーだめだ･･･









聞こうとしても言葉が上手く出てこない









回りくどく責めて





ようやく聞けた言葉





後輩止まりの関係









よかった･･･









それからは普通に話すことが出来た









俺ってまじ単純だよな･･･(笑)









でもタピオカデートしたのはほんとだった









なら俺だってタピオカデートしてぇよ






思い切って誘ってみたけど







あっさりと断られた





この前の飯のときもそうだけど









俺なんだかんだで責めてるよな･･･









もし俺が





三代目じゃなくて









あいつみたいに




一般人だったら









一緒に行ってくれてた？









否定されることを考えると


そんなことは聞けなかった







今日くらい･･･OKしてくれてもいいじゃん･･･









昼の休憩を挟んで



またミーティングが始まる







少ししてまさかの俺へのサプライズ



HIROさんがケーキを持ってきてくれてみんなが俺の誕生日を祝ってくれた







毎年それらしい事はあるけど



まさか



Aさんがいる前で祝われるなんて思ってもいなかった

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