君となら2

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そのあとはデザイナーさんとNAOTOさんを中心にデザインの提案





この場ではあたし達は正直あまり役に立たない

聞いてることがほとんど





たまにうちの店に似たような衣装がないかとか


組み合わせに対する意見を聞かれたりするくらい








でもすごく勉強になる





いい経験をさせてもらってる





こんな経験もう二度とないかもしれないし
しっかり勉強して帰らなきゃ








居眠りしてないかなって心配になって

恭哉の方を見ると案外真面目に聞いてて驚いた









少しして急に





パーン！！パーーーン！！







何かが軽く破裂するような音が聞こえてきて




音の鳴る方を見ると



メンバーやスタッフの人達がクラッカーを手にしていた






なになに？何かお祝いごと？！








きょとんとしていると







ドアの向こうからHIROさんがワゴンを押して入ってきた








｢｢｢Happy Birthday to you〜♬︎｣｣｣







そしてそのワゴンは


登坂くんの前で停まった









え･･･



もしかして









｢｢｢Happy Birthday Dear Omi 〜･･･｣｣｣







まじで？




登坂くん･･･今日誕生日だったの？！





スタッフの人が動画を撮り

恥ずかしそうに蝋燭の火を消して拍手が起こる







プレゼント用意してないよ･･･



涼しい顔しながら拍手をしたけど
内心かなり焦ってる








みんながプレゼントや花束を渡す中





何も知らなかったあたしと恭哉はその光景を眺めながら

拍手することしか出来なかった









臣｢ありがとうございます。えっと･･･今年もまたひとつ歳を重ねたという事で昨年以上に飛躍したいと思います。えー･･･なんか照れるな。とりあえずイベント成功させましょう！｣






そしてまた拍手に包まれる








そのままケーキをみんなで食べながらブレイクタイムに入った







恭哉｢Aさんどこ行くの？｣









｢ちょっとコーヒー買いに･･･何かいる？｣









恭哉｢いや、好きな女に出してもらうの嫌なんで大丈夫っす｣









｢あ･･･そう･･･｣






あぁいう事言われるとなんか調子狂っちゃうな･･･









少し離れたところの休憩所で束の間の一人の時間







｢はぁ･･･｣









臣｢何ため息ついてんの？｣

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