続:向日葵の恋5

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広臣の意思で抱いたわけじゃない









それがわかっただけでも









あたしにとっては希望の光









広臣に会わなきゃ･･･ちゃんと話さなきゃ









岩ちゃんに報告をしようと









そっとリハーサル室へ入り









リハ真っ只中の岩ちゃんに






気づけっ！と念を送ってみた









すると、鏡越しに目が合って








こちらを振り向いた









すごく心配そうな顔をしてくるから








両手を上げて丸をつくると









岩｢っよし！！｣







えっ(笑)









NA｢ん？岩ちゃんどうした？｣









岩｢え？い、いえなにも！あ〜リハ頑張るぞー！｣









リハが終わる気配はなかった為




LINEで報告することにした









【予想的中。これから広臣に会ってくるね。あたし負けなかったよ。2人がいなかったらとっくに折れてた。色々ありがとう！】









壱馬にも同じ内容を送信した









建物を出て









【発信中…】









こっちの状況なんて知らないから







多分出ないよね









また家に突撃しかないか･･･









タクシーを拾い







広臣の家へと向かった









2人の気持ちも乗せて･･･






…




…




…




まだ夕方近くだから





きっと帰ってないよね









先に部屋で待っててもいいかな･･･









けど






怒鳴った時の広臣の顔
が浮かんで







また少し手が震えてしまう









ｶﾞﾁｬ…






玄関にいつも履いていく彼の靴がないことから









まだ帰ってきてないことがわかる









リビングに入ると









あたしが最後に掃除した日から比べて







少しちらかっていた









掃除してないのかな









ご飯どうしてるんだろ









彼が居なくても







頭の中には彼のことばかりが出てくる









何時に帰ってくるのかも分からないまま









ただソファに座って帰りを待ってると









♬︎〜









【川村壱馬:よかった。今度こそ本当にしっかり向き合ってくださいね。難しいことは考えず真っ直ぐAさんの素直な気持ちを伝えてください。きっと伝わります。お二人の住む部屋におじゃまできる日楽しみにしてます】






壱馬･･･ありがとう







【岩田剛典:ほんとによかった！今日こそしっかり話するんだよ？今度皆で飯行こ！臣さんのおごりでね☆】




岩ちゃん･･･ありがとう

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