続:向日葵の恋5

広臣side ページ44

｢で？大事な話ってなに｣









祐香｢2杯飲んだら話そうかなぁ｣






ったく･･･めんどくせぇな








Aに早く会いたかったのと





こうして祐香と二人で会ってることが








Aに申し訳なくて








早く帰りたかった俺は







ちゃっちゃと二杯を飲み干した









｢で？話ってな･･･ん･･･っ･･･｣









なんだよ･･･これ･･･







視界がぐらついて








頭がぼーっとする









2杯で酔うような体じゃねぇんだけど･･･







身体が･･･熱い･･･っ･･･









冷静になりたいのとは裏腹に







胸の鼓動が激しくなり






息がどんどん上がる









｢なっ･･･に･･･これ･･･｣









祐香｢広臣大丈夫？少し休む？｣









汗が止まらねぇ･･･









誰かの腕に支えられながら









車に乗った









家に帰れる･･･









視界が歪んで





目の前に何があるのかすら








あまりよくわからない









歩くのもままならないのを







誰かが支えてくれて









ｶﾞﾁｬ…








ドアが開くと




そのままベッドに下ろされ









まだ歪んだ視界と






熱くなった身体





治まらない胸の鼓動







ぼーっとした頭








今どこにいるのかもわからないまま








腰の締め付けが解放されるような感覚があり








1番敏感な場所に何かが触れた








｢はぁっ･･･！んっ･･･｣









待って･･･




なんだよ･･･これ･･･









それからのことは









覚えていない









ただ目が覚めると









俺の腕の中にいたのは









愛する人ではなく









祐香だった









｢っ････！！！！｣






人間、本当に驚くと声が出ないってのは本当らしい







すぐに腕を引っ込めた









服を着ていない自分の身体と








祐香の姿に









見覚えのない部屋









祐香｢ん･･･あ、おはよ広臣｣









祐香が起きた瞬間






反射的に飛び起き







ひとまず床に散乱した服を着た









｢なんで･･･どうなってんだよ･･･｣









祐香｢覚えてないの？広臣、あたしのこと何回も抱いたじゃん｣









は･･･？






いつ？俺が誰を抱いたって？









俺が抱くのは･･･Aだけ･･･

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