壱馬side ページ27
しばらくして
玄関のドアが開く音がし
小さくもパタパタ…と早く聞こえる足音が
こちらに近づいてきて
寝室のドアが開いた
岩「Aさんは?!」
「シーッ・・・お疲れ様です。とりあえず薬はまだ飲めてないんですけど冷却シートと汗を拭いて落ち着いてます。時々唸るけど・・・」
岩「そっか・・・ありがと」
俺の隣へ座り込む
「どうでした?上手く聞き出せました?」
聞いてみたけど
表情からして
いい返事は返ってこなさそう
岩「・・・浮気だってさ。ほかの女に乗り換えたってさ」
「えっ・・・?!・・・それほんとですか?」
岩さんの手は拳を強く握りしめていた
岩「・・・臣さんのあの写真・・・まじでその日のだった」
「・・・そうっすか・・・信じたくないけど・・・本人がそう言ったんなら・・・そうなんですよね」
岩「でも、たぶん・・・訳ありだと思う。浮気だとか乗り換えたとか言ってた割にはAさんが倒れたって聞いた瞬間すげぇ血相変えてた」
やっぱり・・・
わざわざHIROさんに挨拶までして
同棲まで決めるなんて
生半可な覚悟じゃできないよ
こんなの臣さんの本心じゃないと思ってた
「これ・・・裏がありそうですね」
岩「今日の臣さん見てたら俺もそう思った・・・あ〜なかなかめんどくせぇ事になってそうだなぁ」
「まぁ・・・それでもやりますよね?」
岩「当たり前じゃんっ臣さんが正常に戻ってくれないと三代目としてもやばいんだし」
「でも一先ずはAさんの看病しないとですね。元気になってもらわないと・・・」
岩「うん、そうだね。風邪だろうけど・・・きっと気疲れも祟ったんだろうな。俺近くのコンビニでお粥買ってくるわ」
「お願いします」
479人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
akari(プロフ) - 心の鍵を読ませて頂いてます。そして、この作品も読ませて頂きました。本当に最高でした。素敵な作品をありがとうございました。最後感動しました!休みの日は一気見してました。楽しかったですwww。よぴ子さんのお話大好きです。 (2020年11月14日 0時) (レス) id: e99803d4fb (このIDを非表示/違反報告)
よぴ子(プロフ) - 続編書かせていただきました!【With You】がそれとなりますので是非ご覧下さい^^* (2020年9月30日 21時) (レス) id: 0bb5de7a0a (このIDを非表示/違反報告)
marimo-omi(プロフ) - 楽しく読ませて頂きました!その後の2人が気になります!皆さん同様に続編希望です(≧▽≦) (2020年9月30日 13時) (レス) id: 23776adb74 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 完結おめでとうございます!もう涙涙でした。その後の2人の様子など続編期待しちゃいます(*^^*) (2020年9月24日 12時) (レス) id: 0498cf0682 (このIDを非表示/違反報告)
KK - 5章までお疲れ様でした!是非とも続編を希望したいです!!新作なども楽しみにしております。 (2020年9月23日 23時) (レス) id: 327e744779 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:よぴ子 | 作成日時:2020年9月18日 20時