壱馬side ページ26
泊まりの準備してたら案外遅くなっちゃったなぁ・・・
俺何泊するんだ?ってくらい荷物持ってきてるな(笑)
メンバーにはどこ行くんだよと散々問い詰められたけど
岩さんの家だって言うと
「最近仲良いもんな」って納得してくれた
そんなに会ってたっけ?
インターホンを押すと
A『はぁい』
心做しか力ない声
まぁそりゃそうか
ドアを開けたその顔は
ほのかに赤らめいていて
目がうつろな感じがした
「お邪魔しまぁす」
部屋にあげてもらうと
ドサッ・・・!
目の前を歩いていたAさんが
目の前から消えるように
いきなり崩れるように倒れた
「Aさん・・・?!Aさん!!!」
体を揺すっても反応がない
荷物をその場に落とし
Aさんを抱き抱える
熱っ・・・!!もしかして風邪?
一先ず岩さんのベッドへと寝かせた
救急車呼びたいけど・・・俺の家じゃねぇし・・・
A「ん・・・ぅ・・・」
唸る彼女の手を握るとすごく熱をもってる
「すげぇ熱・・・」
一先ず岩さんに連絡をし
帰って来ると言われたけど
2人のためにも今はやるべきことをして欲しいと頼んだ
一日でも早く2人の笑顔が見たい
教えられた救急箱に入っていた冷却シート
「・・・失礼します・・・」
前髪をそっとかきあげ
汗ばんだ額の汗を拭き取り
そっとシートを貼ると
A「んっ・・・」
冷たいシートに反応したのか
艶っぽい声に赤らめた頬
眉をしかめる彼女の姿は
無情にも俺の心拍数を上げてきた
何考えてんだよ俺・・・!
しっかりしろっ
馬鹿な俺の理性を抑えながら
胸元まで流れる汗を
ギリギリのところまで拭き取っては
大きく深呼吸を繰り返した
479人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
akari(プロフ) - 心の鍵を読ませて頂いてます。そして、この作品も読ませて頂きました。本当に最高でした。素敵な作品をありがとうございました。最後感動しました!休みの日は一気見してました。楽しかったですwww。よぴ子さんのお話大好きです。 (2020年11月14日 0時) (レス) id: e99803d4fb (このIDを非表示/違反報告)
よぴ子(プロフ) - 続編書かせていただきました!【With You】がそれとなりますので是非ご覧下さい^^* (2020年9月30日 21時) (レス) id: 0bb5de7a0a (このIDを非表示/違反報告)
marimo-omi(プロフ) - 楽しく読ませて頂きました!その後の2人が気になります!皆さん同様に続編希望です(≧▽≦) (2020年9月30日 13時) (レス) id: 23776adb74 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 完結おめでとうございます!もう涙涙でした。その後の2人の様子など続編期待しちゃいます(*^^*) (2020年9月24日 12時) (レス) id: 0498cf0682 (このIDを非表示/違反報告)
KK - 5章までお疲れ様でした!是非とも続編を希望したいです!!新作なども楽しみにしております。 (2020年9月23日 23時) (レス) id: 327e744779 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:よぴ子 | 作成日時:2020年9月18日 20時