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壱「わかりました。・・・じゃぁ助っ人呼びましょう」
「助っ人・・・?」
壱「さすがに俺一人では難しいんで・・・」
そしてどこかへ電話をかけ始めた
あたしを腕の中に包んだまま
壱「あ、岩さんお疲れ様です。すみません今お時間いいですか?実は・・・Aさんがピンチなんで来て貰えませんか?はい。臣さんの家です。自分もいます・・・わかりました。失礼します」
岩ちゃん・・・?
壱「岩さんならきっと・・・なんとかしてくれます。もちろん俺もなんとかします。だから・・・諦めないでください」
優しい言葉に「ありがとう」と頷いた
そして10分経たないうちにインターホンが鳴り
岩ちゃんを招き入れるため
ドアを開けると血相を変えた岩ちゃんが飛び込んできた
岩「Aさん?!?!大丈夫?!」
「だ、大丈夫・・・です・・・いや、大丈夫では・・・ないかな・・・」
壱「岩さんすみません。もしかして飲んでました?」
岩「うん、FULLMOONで友達とね〜でもAさんがピンチって聞いたら来るしかないじゃん?で、何があったの?Aさんの感じだと・・・ただ事じゃないね」
とりあえずリビングへ入り
家に広臣がいないことで
二人の間に何かあったことはすぐに悟られた
もう一度同じことを話すのは辛いだろうと
壱馬が変わりに話してくれた
すると、壱馬の時の反応とは一変
岩「はぁ?臣さんなにやってんだよ!!!」
広いリビングに岩ちゃんの怒号が響き渡った
壱「落ち着いてください・・・まだ何もわからないですし・・・あの臣さんが話もせずに出ていくって・・・おかしいと思うんです。あんなにAさんのこと大切にしてた人が・・・」
岩「いや、俺もそれは同感だけどさぁ・・・そんな言い方あるか?!俺だって臣さんだからAさんのこと諦めたのに・・・こんなになるまで傷つけるなんてどんな理由であれ許せねぇよ」
何も言えないあたしを置いて
2人は話し続けた
壱「とにかく、臣さんの本心聞かないと・・・」
岩「まぁ臣さんも肉食系とはいえ口下手だからなぁ」
壱「なんか、ツッコミどころがありすぎてどこから手をつければいいか・・・」
2人して「うーん」と腕を組んだ
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akari(プロフ) - 心の鍵を読ませて頂いてます。そして、この作品も読ませて頂きました。本当に最高でした。素敵な作品をありがとうございました。最後感動しました!休みの日は一気見してました。楽しかったですwww。よぴ子さんのお話大好きです。 (2020年11月14日 0時) (レス) id: e99803d4fb (このIDを非表示/違反報告)
よぴ子(プロフ) - 続編書かせていただきました!【With You】がそれとなりますので是非ご覧下さい^^* (2020年9月30日 21時) (レス) id: 0bb5de7a0a (このIDを非表示/違反報告)
marimo-omi(プロフ) - 楽しく読ませて頂きました!その後の2人が気になります!皆さん同様に続編希望です(≧▽≦) (2020年9月30日 13時) (レス) id: 23776adb74 (このIDを非表示/違反報告)
愛(プロフ) - 完結おめでとうございます!もう涙涙でした。その後の2人の様子など続編期待しちゃいます(*^^*) (2020年9月24日 12時) (レス) id: 0498cf0682 (このIDを非表示/違反報告)
KK - 5章までお疲れ様でした!是非とも続編を希望したいです!!新作なども楽しみにしております。 (2020年9月23日 23時) (レス) id: 327e744779 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:よぴ子 | 作成日時:2020年9月18日 20時