続:向日葵の恋5

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子供のように泣くあたしの背中を









リズム良く優しく叩いてくれる









そんなリズムに心地良さを感じ始め










ようやく涙が引いた









壱｢･･･落ち着きました？｣









体を離すと顔を覗き込んで聞いてきた








泣き腫れた情けない顔をこれ以上見られたくなくて





さらに顔を俯かせ








｢･･･ごめんね｣









壱｢言いましたよね？頼られるの嬉しいって｣









｢･･･ん｣









壱｢･･･よかったら･･･全部話してくれませんか？俺に何ができるか分からないすけど･･･Aさんがつらそうな姿･･･もう見てらんないです。一人で抱え込まないでください｣









弱りきったあたしは








壱馬の言葉に甘え








ついにあの写真のことからついさっきの事までを








また泣きそうになるのを押し殺しながら話した









｢壱馬には･･･言いたくなかった･･･大好きな先輩のことだから･･･｣









自分の憧れの先輩が




まさか彼女ではない女と寝てて








突然彼女を残し家を出ていったなんて









聞きたくないでしょ普通









壱馬の顔が見れず






ただ俯いたまま









返事を待っていると









また優しく抱きしめられ









壱｢辛かったすよね･･･｣











その言葉に







押し殺していた涙が






決壊したダムのように









溢れ出した









｢ごめん･･･ね･･･壱馬の･･･誤解･･･されたまま･･･｣









壱｢そんなのいいっすから。俺の事なんて後でなんとでもなります。それより･･･臣さん･･･何も説明もせず･･･｣









｢ごめっ･･･ね･･･｣









壱｢Aさんが謝ることないですって！Aさんは･･･もう臣さんとはこのままでいいんですか？｣








その問いにあたしは





すぐに首を横に振った









このまま終わりなんて






いいわけがない









あたしのネガティブな考えが真実だとしても









こんな終わり方









絶対嫌だよ･･･








少なくとも








あなたといて幸せだった日の方が多いの









ありがとうって･･･大好きだったって･･･









最後に言いたいよ･･･

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