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「っ・・・やっぱ無理!」









ふいっと顔を背けた









せっかく旅行なのに









なんでこんなことに・・・









ほら、無言になっちゃったし・・・









黙り込んだせいでか








周りの女の子のキャッキャする声しか入ってきませんけど









「はぁ・・・」








不貞腐れてコーヒーを飲もうと手に取ろうとした時








臣「俺がこっち来ればいいんじゃん」








「っ?!」





耳からも背後からも声が重なって聞こえて









思わず声のする方を振り向くと









耳にスマホをあてたまま









あたしの後ろに立つ







オーラバンバンの登坂広臣









「っ・・・え、はっ!?」









臣「Aが来ないから俺が来た」









「いや・・・うん・・・ってか、スーツケースは?」









臣「取ってくる」









ファンが怖くて後ろを振り向けず









前にあるコンビニを無駄に見つめていた









臣「ん。あー喉乾いた」









あたしの前にストンと座り足を組み









頬杖をつきながら






がっつりマスクを顎下に下ろして









何事も無かったかのようにコーヒーを飲み始めた









こんなの慣れたもんってことですか







「・・・後ろの子達・・・どうなったの?」









こっち来る気配ないけど・・・









臣「さぁ。ひと目見たら満足したんじゃね?」









そんなわけないじゃん









あたしあなたの事ずっと見てられるんだけど?








満足なんてものはありません









「で?ほんとは何か言ったんでしょ?じゃなきゃまた囲まれるじゃん」









臣「・・・言わなきゃだめ?」









頬杖をつきながら






アイスコーヒーを片手に






足まで組んじゃって・・・








なにその感じ・・・カッコよすぎるんですけど









カッコイイじゃ足りないよ









「ダメ。秘密なし」









臣「・・・彼女と初めての旅行だからそっとしといてって言った・・・だけ」









っ・・・!!!!









冬なのに顔が熱い・・・








アイスコーヒーで冷えてたはずなのに








なんだか体が熱い気が・・・









臣「いいファンでよかった」









「そ、そうだね・・・」








やばい









嬉しすぎるんですけど・・・

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ユキ(プロフ) - 大変な事ってどうなるのかな? (2020年8月27日 16時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ - 甘臣派です!物語が長いのは大歓迎です! (2020年8月27日 15時) (レス) id: 80d328af98 (このIDを非表示/違反報告)
MIKI(プロフ) - お話が長いのは大歓迎です!むしろ嬉しいです^ ^ 塩臣も甘臣も好きやけど…甘臣かな(//∇//) (2020年8月27日 15時) (レス) id: c9bbb5026c (このIDを非表示/違反報告)
MIKI(プロフ) - キャー(o^^o) (2020年8月27日 9時) (レス) id: c9bbb5026c (このIDを非表示/違反報告)
ユキ(プロフ) - よぴ子さん» イチャイチャキャー(///∇///) (2020年8月27日 8時) (レス) id: 7bd6b3fcc4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よぴ子 | 作成日時:2020年8月16日 2時

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