続:向日葵の恋2

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何よりドキドキしたのは









チェックインの時









彼は慣れた手つきで淡々とこなしていく









臣くんって気づかないのかな･･･









チケットの名前わかってますよね？









無事にチェックインも済ませ









臣｢少し時間あるしなんか食う？食ってきた？｣









臣くんは多分食べてないんだろうな









｢ううん、軽く何か食べよ？｣







ほんとは朝ご飯食べてきたけどね









カフェに入り









｢あ、ここ座ってて！あたし買ってくるから｣









臣｢いいよ俺が･･･｣

｢いいのっ！｣









なるべく目立たないようにしてください









頼まれたものと自分の分を注文し









席へ戻ろうと席の方を見ると









女の子の人だかり









なんか騒がしいと思ったら･･･！！！









臣くんバレてんじゃん！！









ここでバレるのはまずいって･･･









座ったまま求められた握手に応えている









あたしこれ戻れない･･･よね？









トレーを持ったまま立ち尽くしてるなんて








空席を探す人くらいだ









｢どうしよう･･･｣









そうだっ！電話！









空いた目の前のテーブルにトレーを置き







背中を向けるように座り







後ろを見ながら







【発信中…】






Plululu…







気づいて･･･！








テーブルにスマホを伏せて置くクセ








最近気づいたんだよね









案の定今もテーブルに置いてたおかげで









臣『もしもし？なにやってんだよ』








気づいた！









慌ててるこちらの事は気付きもせず









呑気に出るもんだから









｢バレちゃってるよね？！｣









臣『あーうん。バレた』









バレた。っじゃないでしょ！バカ？









｢あたし戻れないんですけど･･･！｣








大声で言いたいところを






必死に抑えて小声で言いながら









彼の方を見ると目が合った









臣『こっち来いよ』









｢いや無理でしょ！｣









臣『俺ら公認宣言出てんだよ？番組でも俺認めてるし』









｢そ、それはそうだけど･･･｣









それだけ集まられてるところに戻るの








結構勇気いるんだよ？









囲まれ慣れてる人とあたしは違うんだよ？









臣『早く。喉乾いた』









うぅ〜･･････！！！

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