続:向日葵の恋2

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｢ん･･･｣







目が覚めると







もうカーテンの外は明るくなっていて









1月1日









時間を確認しようとスマホを手に取る









あ、臣くんからLINEだ









【登坂広臣:あけおめ。明日から休みなんだけどAが予定合うなら旅行行かね？今年もよろしく】







り、旅行･･･？！







臣くんと2人で？








今すぐ声に出したい声を押し殺し









ベッドの下で寝ている華奈を起こさないように









洗面所に行き顔を洗う









｢え、やばい夢じゃないよね？旅行なんて･･･夢？｣









あれ、同棲しようって言われてることも夢？









まだ夢見てる？長い夢？









ﾋﾟｺﾝ…







【登坂広臣:起きてんの？】









あ、既読ついたのバレちゃった









【A:うん。起きた〜おはよう！そしてあけおめ！今年も大変お世話になりますm(*_ _)m】









昨日結局あけおめって送る気分にならなくて






朝送ろうと思ってたんだった









♬︎〜







わっ！華奈起きちゃう！







慌てて受話ボタンを押す








｢も、もしもしっ｣









臣『何そんな慌ててんの』









｢え？ううんなんでもないよ。おはよ〜｣








臣『おはよ。休み？』







｢うん、4日までお休みもらってる！あ、でも次の日金曜日だから5日までだ。得した気分！｣








臣『得って(笑)5日までか･･･じゃぁ行けて3泊ってとこか。でも次の日仕事だと疲れるよな。2泊にするか･･･ってごめんAの都合聞いてなかった』









｢･･･臣くん行きたくてしょうがないでしょ(笑)｣









臣『はっ？！なんで･･･っ』









｢あたしの都合も聞かずにどんどん話進めるなんて気持ちが先走ってる証拠じゃん(笑)｣







臣『･･･行かねぇの？行くの？』









そんなの







選択肢ひとつしかないに決まってるじゃん









わかってるくせに









｢臣くんと旅行･･･行きたいですっ｣









臣『知ってる。行きたいとこは？』









｢んー･･･臣くんのおまかせコースで！あたしよく分かんないし｣









華奈とはたまに行ってたけど







お忍びできるところとかよくわかんないし









そこは恐らく経験豊富な･･･







ってそれ考えてたら







なんかしんどくなるからやめよ

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