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�� ページ8
「とりあえず今日はもう遅いから寝るか。」
「そうですね。また明日。」
「おやすみ。ちゃんと鍵かけろよ。」
「はい。おやすみなさい。」
渡辺くんは部屋へと戻って行った。
私もベッドへと入りすぐ深い眠りについた。
夢の中では渡辺くんと手をつないで草原をゆっくりと歩きながら花を見たり小鳥と触れ合ったりしていた。
すごく幸せな夢だった。
ゆっくりと目を開けると、顔がほころんでいた。
昨日の出来事が嘘だったみたいに気持ちがスッキリしていたし、渡辺くんの彼女って言うワードに勝手にニヤけちゃったり自分が自分じゃないみたい。
辰哉と付き合ってた頃にできなかったこと渡辺くんとはできたらいいな。
デートとかドライブとか旅行とかたくさん。
もう辰哉の時みたいに嫌な思いとか辛い思いしたくないし、私も渡辺くんを大事にしなきゃ。
渡辺くんに守ってもらったり助けてもらってるだけじゃ愛想つかされちゃうから。
今日は夕食ちょっと豪華にしようかな。
まずは昨日そのままで寝ちゃったからシャワー浴びて食器洗って片付けなくちゃ。
−ピコン。
「Aちゃんおはよう。朝食食べに行ってもいい？」
「いいですよ。今からちょっとシャワー浴びてから準備するのでシャワー浴びたら連絡しますね。」
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作成日時：2023年6月15日 22時
