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�� ページ5
「Aも俺の事裏切るんだな。」
「それはこっちのセリフでしょ。私は今まで辰哉にずっと裏切られて来たじゃない。辰哉いい加減今更被害者ぶらないでよ。」
「ふっかいいか？お前が居なくてもこれからは俺がAちゃんを守るし、ずっと傍にいる。お前が今までしてきたこと少しは反省しろ。」
「もう勝手にしろ。」
そう言って電話は切れた。
重い空気の中、渡辺くんがゆっくりと話し出した。
「Aちゃん勝手な事言ったりしてごめん。傷つけたよね。」
「そんなことないです。かばってくれて嬉しかったです。」
「ふっかのやつ全然反省してる感じじゃなかったから余計に腹が立って。」
「ありがとうございます。おかげさまで別れられました。このままって訳にも行かなかったので。やっと辰哉から離れられますし、もう苦しんだり悩んだりしなくて済みます。すべては渡辺くんが助けてくれたおかげです。」
「俺こそこんなんでしか守れなくて助けられなくてごめんな。あのさ、さっき言ったこと嘘じゃないから。」
「えっ？どういうことですか？」
「ふっかに言ったAちゃんが好きだからってのとふっかに渡さないってこと。」
「本当ってことですか？」
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作成日時：2023年6月15日 22時
