恋って…なんですか???ー恋の仕方を教えてくださいー (ページ8)

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お昼時間ページ8

隣の席になってから毎日のように話しかけて来る渡辺くん。

「話しかけないで。」と言えればいいものの言えず。。。

でも私は話すというよりかは渡辺くんが勝手に喋ってるのを聞いているフリをして聞き流してる。

私は言葉は発さない。

そんなある日のお昼時間。

いつものように屋上へ来ていた。

お弁当を広げ、１人で食べていると、

「よっ！」

購買のパンとコンビニのおにぎりを持ってやって来た渡辺くん。

私は無視をしてお弁当を食べ進める。

「・・・」

渡辺「え？無視？」

それでも私はシカトした。

渡辺「シカトすんなよ。俺の事嫌い？」

しつこい。ほっといて。

「嫌い。」

渡辺「え！まぢ？俺結構ショックだわ。」

「は？意味分かんないんですけど。」

渡辺「やっと話してくれたね。教室でも俺ばっか喋ってて全然聞いてるようで聞いてなかったみたいだし、今も無視されて。俺そんなにしつこい？」

はぁ～。。。

渡辺くんと話すと疲れる。

私は意を決して口を開いた。

「ハッキリ言うけど、しつこいです。私なんかに構わないでもらってもいいですか？そっとしておいてください。１人がいいんです。渡辺くんが私みたいな人に構うと周りから変な目で見られますよ？それに渡辺くんには他にたくさん友達いるはずです。私みたいな人と関わると格が下がりますよ。」

渡辺「なんでさ、そんなに自分の事悪く言うの？俺から見た感じだと望月そんなに悪い奴じゃないと思うけど？」

「そういう慰めとかもいらないんで。それに渡辺くんには私の気持ちなんて分からないでしょ？そもそも渡辺くんに教えるつもりもないですけど。私と話すの今日で最後にしてください。私は静かに平和に過ごしたいんです。」

私はまだ残っているお弁当を片付け、その場を後にした。

私は逃げるのが得意だ。

これ以上渡辺くんと接してたら私がおかしくなりそう。

行く当てもなく、図書室へ行き本を読んで休憩終わる時間まで時間を潰した。

５時間目の始まる５分前のチャイムがなり、教室へ戻る。

渡辺くんは席に座ってたけど横を見ず、自分の席へ座った。

視線を感じた気がしたけど振り向いたら話しかけて来そうで怖かったからあえて見ないようにした。