恋って…なんですか???ー恋の仕方を教えてくださいー (ページ6)

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初会話ページ6

渡辺「望月って話せるんだな。」

「それどういう意味ですか？」

渡辺「いや、悪い意味とかじゃなく、ほら、教室とかであんまり話してるの見たことないし、友達とかと一緒にいるのも見ないし。」

「それ、渡辺くんに言う必要あります？」

渡辺「いや、ないけど。何となく気になったから。」

「気になった」の言葉に少し心臓がドキッとした。

このまま渡辺くんといたら私の体力の限界が来てしまう。

「渡辺くん、そろそろ帰ってもらえませんか？」

渡辺「なんで？」

「なんでって私ゆっくりお弁当食べたいんですけど。」

渡辺「分かった。今日はもう行くからその代わりまたここ来てもいい？」

「ここ私のお気に入りの秘密の場所なんですけど。」

渡辺「たまにでいいからさ。俺も限界来た時とかストレス溜まった時ここに来させてよ。またお話しよ。じゃ。」

そう言うと彼は去って行った。

断わろうと思ったが、彼が言うだけ言っていなくなってしまったから言えなかった。

でも1つ疑問が。。。

私なんかが彼と話していいのだろうか。

ここに来るのはほとんど私しかいないけど、もしも誰かに見つかったらとか色々考えてしまう。

それに彼と私は釣り合わないのだから。

見た目も中身も全てにおいて。

でもこの学校へ入学してから初めて会話した相手、渡辺くん。

まだ少ししか話してないけど、ちょっとだけ話した感じだと話しやすそうだった。

でもきっと今日が最初で最後。

渡辺くんみたいな人が私みたいなの相手にするわけない。

でもこれがきっかけで２人の距離は少しずつ縮まっていくことに。