～シェアハウスの恋～ (ページ14)

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私はカバンを手に取りシェアハウスを後にした。

さて、どっちに行こう？

私はケータイを取り出し、周辺の地図を開いた。

でもどっちに行ったら行けるのか東西南北がどっちなのかも分からず、方向音痴な私はその場で立ち尽くしていた。

すると後ろから声が。

翔太「おい。ここら辺複雑だから絶対迷子になるぞ。それに何勘違いしたか分かんねーけど、俺が行かないとも言ってねーだろ。勝手にキレて出て行きやがって。」

「は？だってなんであいつの案内人なんかしなきゃねーんだよって言ってたじゃないですか！それってめんどいし嫌だって事じゃ。」

翔太「そこまで俺悪い奴じゃねーし。それに気分転換したい気分だったからちょうど良かったわ。で、どこ行きたいの？」

この人は優しいのか怖いのか正直まだよくわからない。

でも来てくれたということは優しいのだろうか。

相変わらず口は悪いけど。

翔太「おい、聞いてんのか！」

「へっ？」

翔太「どこ行きてーのか聞いてんだけど。」

「あ、とりあえずスーパーの場所と服屋さんと家具用品とか生活用品売ってるところが最低限分かれば。」

翔太「じゃまず家具用品とか生活用品売ってる場所から行くか。こっち。」