クローバー *03* ページ3
*****
*Aside*
私が、堅治に昨日のことを言うと、抱きしめてくれた。
きっと、堅治なりの励まし方なんだろうな、って思っちゃって、私はまた、泣いてしまった。
そしたら堅治が、優しい言葉を掛けてくれた。
その一つ一つの言葉が、私の心に響いて、また私を泣かせてくれる。
…
やっぱり堅治は優しいね、
全然変わんない、昔から。
でもね、堅治。
『……堅治、今日…学校は、?』
私が時計を指差しながら言うと、あからさまに"げっ"、という顔。
『……いーの…?』
二「………。」
堅治は何か考え込んだ後、パッ、と顔を上げる。
『堅治……?』
すると堅治は、二階から一階に掛けての階段から、私のお母さんに話し掛ける。
二「すみませーん、Aのお母さん!!!!!」
母「はーい?」
私はそのやり取りを黙って聞いてた。
二「今日、俺もAの付き添いで休みますー!!!!」
……………は、
二「なので、俺の分の連絡お願いしますー!!!!!」
…………堅、治…?
母「そう言うと思って、電話しておいたわよー!!!!」
お母さん………?
二「アザっす!!!!!!」
母「いいえー!!!!
………あ、私もう会社に行かなきゃいけないから、堅治君、よろしくねー!!!!!」
二「分かったっす!!!!!」
『………堅治、何、考えてんの…。』
バタン、と虚しく響く。
『ねぇ、堅治…「俺は、」…』
二「俺は、お前が心配だ。
だから、ずっとお前の側に居る。
……何があっても。」
…………ねぇ、堅治…、
『ありがとう…、』
私、堅治に、
二「おぅ、」
貴方に、
恋に、落ちても良いですか…?
*****
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帰宅部。@研磨好き過ぎてヤバイ(プロフ) - -{}@{}@{}- (ねぎま。)さん» そう言ってもらえると嬉しいです!!!! 頑張ります!!!! (2015年1月26日 19時) (レス) id: 656eaba077 (このIDを非表示/違反報告)
-{}@{}@{}- (ねぎま。)(プロフ) - アアアアアアアアアアにろと幼馴染みとか羨まし(^ω^)応援してます!!! (2015年1月24日 23時) (レス) id: 59a8a67826 (このIDを非表示/違反報告)
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