Long-distance love

season29 ページ33

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ケンチに指定されたいつも行きつけのbarに入る









カウンターで1人酒を飲むケンチ









啓｢…お待たせ｣


ケンチ｢待ってたよ…｣


啓｢……あのさ｣








思い切って自ら話題を切り出す









啓｢ケンチの女の件だけど…まじごめん
本当はあそこまでするつもりじゃなかった。

て、言っても許してなんかくれねぇよな｣







ケンチ｢……啓司さ、せなと最後までする気じゃなかったでしょ？？｣









ケンチの予想外の言葉に目を見開く。






啓｢……当たり前だろが。お前の女だろ…｣




ケンチ｢…だろうな。元カノとせなのこと照らし合わせてたんだろ？？
ちょっと雰囲気似てるし、職業も同じ…

俺が啓司と同じ目に遭わないように、｣




啓｢ほんとごめん。｣









ケンチの言葉を遮り俺は謝る。


ただひたすらに謝ることしかできない…
情けない。









ケンチ｢…俺はその言葉が聞きたかった。
ちょっと不器用な啓司だから俺のこと心配してくれてんだと思ったよ。

ただ、やりすぎね。(笑)｣




啓｢…ごめん｣





ケンチ｢もう謝らなくていいから。
俺じゃなくてせなに謝って。笑

せなさ、あんな見た目だけどまじで可愛いんだから。行動とか表情とか…｣




啓｢惚気やめろって(笑)
ケンチといる時だけじゃない？
あの子が可愛い時って。笑｣



ケンチ｢だといいけどね〜笑｣



啓｢俺と話してる時なんて

"お前なんかに負けたくない"
て意志丸出しの目してたもん。笑｣




ケンチ｢そりゃぁ、啓司があんな酷いこと言うからだよ…笑

あ、仲直りしたってメンバーに報告しようか｣





啓｢…そだな。
ありがとうな、ケンチ｣









啓｢ケンチさ、来週何してんの？？｣



ケンチ｢来週…午後からオフだけど｣



啓｢あの、そのさ、せなちゃんに謝りたいからさ…
大阪…行かね？？

ほら、俺1人で行くのアレだし…｣




ケンチ｢啓司らしい。(笑)のった。
せなにはサプライズで啓司連れてくわ。笑｣









気付けば日付を回っていて
明日も朝からリハーサル。






俺らは和解して、それぞれの自宅へと戻った









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