Long-distance love

season1 ページ3

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いつものように、

常連のお客様の接客をして

バックヤードでタバコをふかしていた。









〜♪〜♪




私の携帯が鳴る。









｢ん？？？西本さん？？｣









西本さんも私の常連のお客様の1人だ。






付き合いはまだ半年程度。



最初ご来店された時に気に入ってくださり

そこからずっとわたし、指名。









｢もしもし？お久しぶり♡♡｣




西本｢せな！今からVIPルーム取れるかな？｣









VIPルームと言うのは、

一定のお客様しか利用できない

いわば個室だ。









キャバクラといえば、

ほかのお客様の会話も顔も

もし隣同士なら話は筒抜け。













しかし、VIPルームを使用すれば

お気に入りのキャバ嬢と二人の空間で

お酒を飲めて、会話ができる。






そんな部屋だ。









｢いけるよ！珍しいね。笑｣




西本｢今日、せなに会わせたい人いるねん！｣




｢会わせたい人？？なにそれ(笑)｣




西本｢2人で行くけどとりあえず、せなだけ席について欲しい！｣











キャバクラといえば


お客様1人に対してキャバ嬢1人が接客することが

暗黙のルールだ。









2人で来るのになんで…？？？

わたしだけ？？？









｢わかった！！店長に伝えとくね！｣




西本｢あと10分もしたらつくわ！ほな！｣




｢また後でね〜｣









電話を切った後、

すぐにメイク直しをして……









10分後-。





いらっしゃいませー！！/









私の、運命の人に出会うことになる…。









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