Long-distance love

season8 ページ10

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ケンチ｢ねぇ、せなちゃん。｣




｢どーしました？？？｣





ケンチ｢今日大阪に来たのはさ…

せなちゃんに会いたかったのもある。

あと、これ渡したかった。｣









私が受け取ったものは、








【EXILE THE SECOUND wild wild warriors】





と書かれた1枚の紙切れ…









｢ケンくん…

これってライブのチケット…？？｣





ニコッと微笑み彼はこう答えた。







ケンチ｢無理に来て。なんて言わない。

ただ見て欲しい。俺のこと。

"客のケンくん" じゃなくてさ…

"EXILEの橘ケンチ"をせなちゃんに見て欲しい。｣




｢ねぇ、ケンくん…

私めっちゃ嬉しい！！！！

曲勉強する！差し入れも持ってく！

絶対いく！！！笑｣









やっば〜

テンション上がりすぎてもうたわ…笑









ケンチ｢その日仕事大丈夫かな…？？

せなちゃんのこと絶対探すからね！笑｣









そんな時まで仕事の心配？？



私みたいなただのキャバ嬢が

無料で、ましてやこんな男前にチケット貰ってるのに…笑







ええ人やし、優しすぎやろ。

欠点ないわ。笑









｢仕事は、全然大丈夫！！

ほんまにありがとう♡♡｣






ケンチ｢こんなんいらんわ！て言われたら

どーしようかと思ったよ。笑｣









そして、閉店の時間が来て

ケンくんとバイバイ。









ぶっちゃけ、今日はわざわざ東京から来てるし



体の関係になっても

おかしくないと思ってた……






し、あのEXILEとならええや。て


ちょっと腹割ってたのに。笑









ケンくんは誘いもしてこなかった。









私のこと、まさかのまさかで……




本気で考えてくれとんかな…









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