Long-distance love

season21 ページ25

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜






せな＆哲也side.









｢ねぇ…てっちゃん…｣



哲｢ん？どしたの？？｣



｢てっちゃんも、私がケンくんのことコネクション目当てだと思う？？｣



哲｢ケンチ用心深いし、違うと思うけど。｣



｢あのね……｣









〜3年前〜





私には彼氏がいた。


付き合って1年半。






彼は経営者。35歳。

当時21歳だった私からすればかなり年上の彼氏。








優しくて、面白くて、仕事ができて、いろんなところに連れて行ってくれて…



水商売の私とは生活リズムが違うのに、時間を作っては会ってくれていた。





おまけに顔も超イケメン。









大好きだった。

最後の恋だと思った。




彼からも｢結婚しよう。｣何度も言われてきた。



彼と一緒に生きていくつもりだった…









でも、彼は…






"既婚者"

だった。






いわゆる"不倫"を知らずにやってた。




彼の奥さんと子供に申し訳ない気持ちでいっぱいになる







知らなかった。








なんで、気付かんかったんやろ。



男相手に商売してるのに情けない。









そこから約3年。




恋ができなくなった。







男の人なんか信じても無駄。

どうせ裏切られる。









そう思って数年が経った時に、現れた人…









〜〜〜〜〜〜〜








｢笑えるやろ。気付かんと不倫しててん、私。笑｣



哲｢で、久しぶりに恋した相手がケンチてこと…？？｣




｢うん。そのな、知らずに不倫してた彼に似てるねん…顔も優しいところも……だから好きなったんかなて、だから惹かれるんかな？て最初思ってん私(笑)｣



哲｢……｣



｢そしたら、まさかのEXILEやで(笑)びっくり。休みの日にわざわざ大阪来てお店来てくれてそれでお待ち帰りも何もせずに……芸能人てすぐ天狗なって女の子弄ぶもんやと思ってたけど…
ケンくんそうじゃなかった。
誠実で、、私のこと考えてくれて……
だからケンくんなら信じてみよ。って思った｣




哲｢せなちゃんが、ケンチに本気なの俺には充分伝わったよ！！｣




｢ありがとう。てっちゃんただのチャラ男や思ったけどめっちゃええ人やん。
私のこんな話聞いてくれて、ありがとうな…｣









そういうと、せなは眠りについた…









*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜

season22→←season20

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す