Long-distance love

season18 ページ22

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ガチャ。









出てきたのは啓司だった。







啓｢おぅ。｣



ケンチ｢どけよ。｣









啓司を押して、せなの元へ向かう。









ソファで体操座りをして俯いてるせな









ケンチ｢せな？？俺だよ。顔上げて？？｣




｢嫌や……｣









明らかに涙声なせな…

泣いてる？？？









俺は啓司のことなんて気にも止めずに、せなのことを抱きしめた。









ケンチ｢信じてるから。何があったか俺に話せる？？｣





その瞬間顔を上げるせな。









目は真っ赤で、いつも綺麗に施されているアイメイクがぐちゃぐちゃになるほど泣いていた。









｢ケンくん……あのな………｣









泣きながら俺に、話し出すせな。









啓司に認めて欲しいなら部屋に来いと言われたこと。



ロビーで啓司に呼ばれて、説得させるつもりで啓司の部屋に来たこと。


その認める条件が"啓司に抱かれる"こと。


そして無理矢理押し倒され、キスの手前で俺から電話が来たこと。









頭を撫でながら、せなが落ち着くようになだめる。









ケンチ｢俺に言ってよ…ごめんね。｣




｢ケンくんは何も悪くない。簡単に付いてった私が悪い。｣









啓司が許せない。









俺はせなから離れ、啓司の元へ。






ケンチ｢おい。何考えてんだよ…｣



啓司｢何って？？誰とでも寝る女か試しただけだよ。笑｣









頭よりも先に体が動いてしまった。









バンっ！！！！！









気付くと啓司を殴っていた。









啓司｢ふっ……あんなバカ女に必死になって。惨めなぁ。笑｣









この状況が分かってないのか？？









俺は啓司に馬乗りになり胸ぐらを掴みながらこう言った。









ケンチ｢お前の過去と、俺の恋愛一緒にすんじゃねぇよ！！！！！｣









｢ねぇ、ケンくんやめて！！｣









せなが止めに入る。









ケンチ｢好きな女、襲われそうになって正気でいれるかよ…せなは下がってて…｣









その時だった。







ガチャ−






ドアが開き、



そこに立っていたのは哲也だった。






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