検索窓
今日:3 hit、昨日:6 hit、合計:56,891 hit

三/橋貴志 ページ35

金髪で卑怯者なツッパリ

私の中での彼への認識はその程度だった

彼は目立つし同じクラスだし、クラスメイトからもそこそこ人気はあるし私も普通に喋る

私にとって彼はただのいちクラスメイトで友達だ。彼もまた私に対してそんな位置付けだろう

なのに、その日は突然私の頭に雷でも落ちたかのようにやってきた


青々とした空に、いつものように伊藤くんと帰る彼

そんな彼らを通り過ぎて帰ろうとした矢先


「おいA」


彼が私の名前を呼んだから振り返ったんだ

それがいけなかったのか――

太陽の光に反射してキラキラと光る金色の髪にパッチリとした瞳、通った鼻筋に綺麗な唇

まるで雷に打たれたかのような衝撃に私の体は動かなくなってしまって


「あ?どうした?ほらハンカチ落としたぞ」


近付いてきた彼にドクリドクリと心臓が速くなる

おかしい

今まで何も気にしたことがなかったのに

なんで?

何が起こってるの?


「A?」
『え!?』
「だからハンカチ」


視線をずらせば綺麗な手に挟まれた薄桃色の私のハンカチ


『あ、その……』
「なんだよ」


たかがハンカチを受け取るだけなのに手が震えるなんてどうかしてる


『あり、がと』
「おう。つーか、なんかあった?」


怪訝に私の顔を覗き込んできた彼が思ったよりも近くて、遂に熱を帯びてしまった頬は弁解することなんてできなくて


『な、なんでもないっ…!!』


振り絞った力で彼の前から去ることが精一杯だった

一体さっきのはなんだったのだろうか

彼が、三橋くんがキラキラ輝いて見えるなんて私もどうかしてる

彼に、恋をしただなんて

そんな感情突然来ないでよ

明日からどう接したらいいのか

私の頭の中はそればかりが回って結局もう彼のことが頭から離れることはなかった

ハロウィーンだって今井さん(今/井勝俊)→←・



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (101 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
467人がお気に入り
設定タグ:今日から俺は , 短編
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

成田(プロフ) - 夢子さん» 夢子さん、コメントいただけるの本当に嬉しいです!!書く気力が湧き出てきます!ありがとうございます!そして大嶽くん読んでくださって嬉しいお言葉もありがとうございます!中編、近々上げられたらいいなと思っておりますので、その時はまたよろしくお願いします! (2020年8月28日 21時) (レス) id: 5763570508 (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - 続け様にコメントすみません、大嶽さんなかなか見かけないのですっごく嬉しいです…!いつか出るであろう中編も楽しみです!今回も最高でした〜! (2020年8月28日 16時) (レス) id: 72b9a547c8 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - 夢子さん» こんにちは!嬉しいお言葉ありがとうございます!きゅんきゅんしていただけたなんて嬉しいです!更新がんばりますのでまた読みに来てくださると嬉しいです! (2020年8月10日 13時) (レス) id: 4c44710d84 (このIDを非表示/違反報告)
夢子(プロフ) - ハグの日とってもときめきました!どのお話もきゅんきゅんしながら読ませていただいてます、更新が楽しみです!! (2020年8月10日 8時) (レス) id: 72b9a547c8 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - 依織さん» はじめましてこんばんは!柳くん読んでくださったんですね!ありがとうございます!!大嶽さん!!リクエストありがとうございます!また新たな挑戦楽しみです!気長に待っていただけると嬉しいです!そして嬉しいお言葉もありがとうございます! (2020年8月6日 23時) (レス) id: 4c44710d84 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:成田 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月24日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。