今日:6 hit、昨日:14 hit、合計:4,156 hit
小|中|大
▽ ページ46
あの後、何をするでもなくて
15時過ぎに夕飯の材料を買うためにスーパーに来た
『何食べたい?プレゼントとかないし信虎くんが食べたい物作るよ』
「え!マジで!?」
『うん』
カートを引く彼に並んでいる野菜たちを目に映して
「じゃあハンバーグ!」
『わかった」
玉ねぎを入れて、人参のグラッセも作ろうとそれも入れれば
「えー…人参嫌い」
まさかのダメ出しをされた
『人参のグラッセ作ろうと思ったんだけど』
「グラッセ…?あ!よくハンバーグに付いてるやつ!?」
『うん』
「無理無理俺あれ嫌い」
『子供か』
本当に子供みたいな顔をして首を振る信虎くんに仕方無しに人参を戻して
『ジャガイモは?』
「平気」
付け合わせはジャガイモにすることにした
挽肉もカゴに入れてハンバーグの材料が揃えば、ふと目に入ったのはデザートコーナーで
『そういえばケーキ食べる?』
「食べたい!」
『じゃあ――それも作ろうか』
「マジで!?作るの!?」
『うん。時間はあるし』
もうすぐレジだった足はUターンして、ケーキの材料が置いてある棚へと向かった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
14人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ