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西川泰志(台風の話・(司)) ページ7

「うおぉぉぉ!!スッゲェ!!風!!!」



台風が近付いていると昨夜ニュースであったように


今朝から物凄い風で


鬼邪高のプールサイドに来てみれば清史が興奮して叫んでいた



『おはよ。元気だねぇ清史』
「はよ。なんかワクワクすんだってよ」



風でなびく髪を抑えながら泰志の隣に立って



『へぇ、子供みたい。泰志はワクワクしないの?』
「まぁするけど、アイツみたいに叫ぶほどガキじゃねぇよ」
『ふふ』



笑えばチラリと合った視線は再び清史を映して、私達しかいないここ



『まだみんな来てないんだね』
「台風だからな。来ねぇかもな」



そう言うと何故か上着を脱ぎ始めて



「お前はよく来たな」
『だって暇だったから』
「そうかよ」



笑いながら応えた泰志は、その上着を私の腰に巻いた



『え、何?』
「とりあえず今日はこうしとけよ」



きゅっと結ばれたスカートの上



『なんで?』
「いいから」



不思議に首を傾げれば、もう泰志の横顔しか映らなくて



「うぉぉ!!風すっげぇ!!!」



後ろから聞こえた大声にビクリと体が揺れた



「あ!A!はよ!」
『おはよ、楓士雄』
「すげー!!!吹き飛びそー!」



プールサイドに駆け出した楓士雄に、清史と一緒じゃんと笑っていれば



「はよ。A」



ポンと頭に乗った手

見上げれば司で



『おはよう司』
「来るの大変だっただろ」
『そんなことないよ』



そう言えば一瞬下にズレた司の視線は次に泰志を映して



「へぇ?」
『?』



それだけ言うとポンポンと頭を撫でて、ソファに座ってしまった


一体なんだったのか


私も司のように視線を下にすれば、先程腰に巻かれた赤だけが映って



『もしかしてこの恰好ダサイと思われたんじゃない!?泰志仕組んだ!?』
「あ!?ちげーよ!!バーカ!!」



泰志には何故か舌打ちされた




------------

初泰志くん!
泰志は夢より清史との話ばかり思いついていたけれど、やっと書けました!
皆様クロス見ました!?
めちゃくちゃよかったですよね!?
クローズが元々好きなので鈴蘭熱かったです!

気が向けば続きます

西川泰志(台風続き(轟))→←・



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成田(プロフ) - evifryさん» こんばんは。コメント嬉し過ぎてニヤニヤが止まりません。ありがとうございます!ビンゾーくん長編も読んでくださっているんですね!嬉しいです!轟くんの長編、そんな嬉しい事言ってくださるなんて…!少し落ち着いたら頑張って続きを考えてみようかなと思います!! (2022年12月12日 23時) (レス) id: 4c44710d84 (このIDを非表示/違反報告)
evifry(プロフ) - コメント失礼します…成田さんの愛されがとっても好きで、ビンゾーくんの長編も更新すごく楽しみにしている者です。轟洋介の長編、是非機会がありましたら公開していただければと思います…!何卒…!何卒よろしくお願いいたします…!!! (2022年12月12日 18時) (レス) @page19 id: 5d6115b8aa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:成田 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年9月28日 9時

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