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ページ49

黒尾side



『月島くんて一年生なのに凄いよねぇ。背も高いし』
「……」
『でも木兎さんのスパイクの方が上回ってるけど』
「……それ褒めてるんですか?貶してるんですか?」
『褒めてるんだよ!だって今でそんなに凄いなら頑張ったらもっともっと凄くなりそうじゃん!』



そう言ったAに月島は変わらない表情で彼女を見ていた


今日のAはいつになくやる気もあるしバレーに興味を持っているような気がした


多分清水さんがいるからなんだろうけど、キラキラと輝く彼女を見ているのはなんだかいい


月島もそんなAに影響されて少しは楽しそうにやりゃあいいのに、と思ったけどそう上手くはいかないもんで



「別にそんな頑張りたくないんで」



前回と同じくあっさりとしていた



『そっか。まぁ人それぞれだからいいけど、勿体ないなぁなんか』
「……、てか、Aさんてなんでそんな慣れ慣れしくしてくるんですか?音駒のマネージャーなのに」



きっとあまり人に関わってほしくない月島だからそういう言葉が出たんだろうけど、それはちょっと言い過ぎじゃない?


うちの子しょんぼりしちゃうんじゃないかって心配になれば



『え、私のこと覚えてない?』



そう言って月島に詰め寄ったA



「覚えてますよ」
『じゃあわかるでしょ?月島くんが烏野だからだよ』
「…は?」



すると何故かガッと月島の両腕を掴んで



『月島くんが!潔子さんの後輩だからに決まってるでしょ!!』



何を言い出すのかと思ったらそんなことで


この子意外と鋼の心の持ち主かもと思った



『いい?潔子さんの後輩は私の大事な後輩なの。潔子さんと同じチームメイトは私にとっても大事なの』
「あなた音駒のマネージャーですよね?」
『そうだけど潔子さんは別』
「なんなんですか?清水さんの信者ですか?あの二年の先輩達と同じですね」



すると何故か嬉しそうなA



『潔子さんの信者……』
「そこ喜ぶところ?」
『まぁとにかく、こんな優秀な月島くんが頑張ってくれたら潔子さんが喜ぶと思うので、頑張れ!』



言うだけ言って満足したのか、そう言うと再び赤葦にボール出しを始めた




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成田(プロフ) - ゆんさん» わー!嬉しいコメントありがとうございます!!この後もどんどん潔子さんと絡んでいきますので楽しみにしてくださると嬉しいです(*^^*) (2022年8月18日 10時) (レス) id: 4c44710d84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - すごい読みやすくて好きです(*´∇`)夢主と潔子さんの絡みがすごく好きです♥️ (2022年8月18日 1時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:成田 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年8月2日 22時

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