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ページ3

「あぁ、Aが告白されるみたいで」
「へぇ。それで?」
「どうしましょうとか言ってる」
「え、断らないんだ。じゃあ付き合うのか」
「付き合わねーよ」
『というか夜久さん、なんでもっと驚かないんですか?それに私驚いてます』
「え、だってそんなの慣れっこだろ?」
『夜久さんもクロ先輩も私をなんだと思ってるんですか?』
「初めての告白なんだって」
「え!?嘘だろ!?」
『本当です。これまた繰り返すんですか?』



まぁ驚くよな、普通に


ただ本人が気付いてないだけなんだけど



「烏野でも?」
『はい』
「中学ん時は?」
『あ、聞きます?私中2の時宮城に転校したんですけど、中学から大きかったから男子に巨人が来たって言われたんですよ』
「えー…さすがにそれは言えねぇわ俺」
「そいつの口縫い付けてやりてぇんだけど」
『ムカつきますよね!まぁその人私より背が低かったからしょうがないかもしれないですけど』



多分そいつは好きな子ほどいじめたくなるタイプの奴だ。絶対


いや気持ちはわかるけどさ、女の子にそれ言ったら傷つくでしょ、普通に


特に身長なんて変えられないんだしさ



『だから中学も、前の学校でも全くと言っていいほどモテませんでした。まぁ見ての通りでかいし女子要素全然ないですからね』
「いやいや全然あるでしょ」
「うん、A普通に女子だと思うけど」
『お二人共ありがとうございます。けど、女の子って小さくて可愛くてふわふわしたものなんですよ』
「まぁ、わかる」
『夜久先輩だって自分よりでかい女と付き合うのとか無理でしょ?』
「あー…うん、悪ィ俺は無理だわ」
「ちょっと夜久」
「そういうことなんですよ」



そう言って笑うAが心なしか悲しそうに見えて、今ここで俺が抱きしめられたらいいのにって心底思った


きっと周りから見たら恵まれた体型と容姿を持つAを羨む奴なんてたくさんいただろう


けれど、彼女は彼女なりにそれがコンプレックスになっていたのかもしれない――……







------

補足

烏野バレー部に入る前は西谷と仲が良すぎて、付き合っていると勘違いされたため近づいてくる男子はいませんでした

▽→←・



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成田(プロフ) - ゆんさん» わー!嬉しいコメントありがとうございます!!この後もどんどん潔子さんと絡んでいきますので楽しみにしてくださると嬉しいです(*^^*) (2022年8月18日 10時) (レス) id: 4c44710d84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - すごい読みやすくて好きです(*´∇`)夢主と潔子さんの絡みがすごく好きです♥️ (2022年8月18日 1時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:成田 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年8月2日 22時

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