2 テスト ページ11
6月某日、今日は研磨の家で勉強をすることになっていた
夏合宿に行けないなんてシャレにならないと始めた勉強は、思ったよりはかどらなくて
テストの為休みになった部活の時間を使って、夕夏と那智と勉強をしていた
けれど、前に那智が言っていたように夕夏の頭の方が結構酷くて、プラス私を教えてくれていた那智に限界が来てしまったようだ
これ以上那智に教えてもらうのもなんだか悪くて、誰かいないかと探したら研磨が教えられないけど一日だけなら一緒に勉強してくれると救いの手を差し伸べてきてくれたのだ
だから、土曜日の今日、手には今朝お母さんが持たせてくれたゼリーを持って「弧爪」と書いてある表札のインターホンを押した
しばらくして出たインターホン越しの声に自分の名前を伝えると少しして開いた玄関
『おはよう』
「はよ、どうぞ」
『お邪魔します』
いつもと変わらないテンションの研磨が出迎えれくれた
学校の時とは違く制服じゃない研磨は私服もゆるっとしてて彼らしい
『今日はありがとう。これ、ゼリーなんだけど皆さんでどうぞ』
「あぁ、ありがとう」
そう言うとそれを冷蔵庫にしまった研磨は代わりにお茶を出してグラスを持つ
『今日お母さんは?』
「出かけた」
『そっか。親がいないと遊んじゃいそうで危ないね』
「おれはしなくてもいいけど」
『いや駄目だよ。しないと!潔子さんに会えなくなる』
「Aはホント清水さん好きだよね」
そんな会話をしながら案内されたのはおそらく研磨の部屋で、意外と綺麗で驚いた
「どうぞ?」
『あ、うん、ありがとう。綺麗にしてるね』
「そう?普通じゃない?」
『同い年の男子、って言っても西谷と田中の家しか行ったことないけど、もっとぐちゃっとしてて汚かったからさ』
「あー…なんかわかるかも」
テーブルに先ほどのお茶とグラスを置いて座った研磨の向かいに私も座って
早速今日の本題の教科書とノートを出した
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成田(プロフ) - ゆんさん» わー!嬉しいコメントありがとうございます!!この後もどんどん潔子さんと絡んでいきますので楽しみにしてくださると嬉しいです(*^^*) (2022年8月18日 10時) (レス) id: 4c44710d84 (このIDを非表示/違反報告)
ゆん(プロフ) - すごい読みやすくて好きです(*´∇`)夢主と潔子さんの絡みがすごく好きです♥️ (2022年8月18日 1時) (レス) id: d0dd043faf (このIDを非表示/違反報告)
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