君を振り向かせるのは２【HQ】

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『クロ先輩、緩くて落ちますこれ』



手を離せばスルリと腰から落ちて再び出る足



「Aさん、なんか工'口いっス」
『は！？そういう発言やめてリエーフ』
「リエーフお前今日廊下で寝ろ」



Aの腰の細さを全く理解してなかったわ、俺


仕方なくあたりを見渡して



「研磨、ジャージ貸して」
「えー」
「お願い。本当にお願い」



嫌な顔をする研磨からジャージを借りることができた



『うん、丁度いいかも。なんか複雑だけど』
「おれの方が複雑なんだけど」
『洋服の貸し借りができそうだね、研磨』
「絶対嫌だけどね」
『じゃあこれ借りてくね。リエーフと日向くん行こう』
「「はいっ！」」



そう言うと失礼しましたと、Aは二人を連れて教室を出て行った



「お前過保護過ぎてそのうちAに嫌われそー」
「え！？マジで！？」

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