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葵side



いつも贔屓にしている花屋でたまたま見つけたその人は、キラキラとした瞳で花を見る姿がとても美しいと思った

ガブリエルが店員と話す中、聞こえてきた彼女の独り言に答えた僕は少しおかしかっただろうか

けれど彼女と少しだけ話すことができて、たまにはこういう日もいいだろうとその日はなんだかいつもより機嫌が良かった気がする

そして、少しだけまたあの芍薬の彼女に会いたいと思う自分がいた


そんなある日、車で走行中バシャリと聞こえた音と聞こえた声にガブリエルも気付いたのか車を停めて


「何やってんだ全く」
「申し訳ございません」


ため息を一つ吐くと車のドアを開けた

するとそこには芍薬の彼女がいて、向こうも覚えていたのかその表情が妙に嬉しかった


多分彼女だったからだろう

手を差し伸べれば重ねられたそれに車へ促して、バタリとドアが閉まれば車が発車した

チラリと彼女を見れば緊張しているのか唇が結ばれていて


「制服」
『え?』
「本当にすいません」
『い、いえ!ほんと全然お気になさらないでください!』


彼女の身に付けた真っ白な制服は今は濡れてしまっているけれど


「ロイヤルフェニックスだったんですね」
『え?あぁ、はい』


あの朱雀奏と同じ学校だったなんてと妙な悔しさが沸き上がってきた

同じ学校だ、きっと彼女も朱雀奏のことを知っているだろう

まさか奴ともう既に親密な関係かもしれないと嫌な想像が過って、考えるのをやめた

今はどうでもいい

彼女とまた出会えたのだから、それに喜ぶべきだ


「そうだ、名前を教えていただけませんか?」
『あ、京極Aです』
「京極、Aさん…。僕は綾小路葵です」


中々名前が覚えられない僕だけど、彼女の名前だけは忘れたくないと思った

▽→←▽



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成田(プロフ) - 綾瀬さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!これからも頑張りますので、また読みに来てくださると嬉しいです☆ (2020年1月3日 20時) (レス) id: 9a366f7078 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬 - 毎回とても楽しみです。頑張ってください (2020年1月3日 19時) (レス) id: 006049a680 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - 滴さん» こんばんは。ご指摘ありがとうございます!「ら」が抜けていましたね!直しました! (2019年10月19日 22時) (レス) id: d5fb161253 (このIDを非表示/違反報告)
- こんにちは(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ep.4 Team奏▽ページ20のここの部分 何これ、私もはけた方がいいのだろうかと頭の隅でそんなことを考えなが応えれば これ正しくは考えながらではないんでしょうか? (2019年10月17日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - 滴さん» こんばんは。コメントありがとうございます、読んでいただきありがとうございます!本日更新致しましたので、また読んでくださると嬉しいです★ (2019年6月2日 22時) (レス) id: 9a366f7078 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:成田 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年5月10日 23時

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