検索窓
今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:420,075 hit

ページ27

ピピピッという携帯の目覚まし音に手を伸ばしてそれを止めた

学校に行き出してからは寝坊することもなく、またいつものように起きられるようになった

そして今日は学園で昨日の続きを読むためにいつもより少しだけ早く学校に行きたくて、眠くて中々開かない眼を無理矢理にでも開ければ


『ッ、近、』


何故か目の前にあった尊兄の顔に驚き、それを手で押して退けた


『もう、なんで尊兄が隣に……』


確かに昨日もいちごちゃんの隣に寝たはずなんだけどと、体を起こして辺りを見渡せば何故か物凄く遠いところに一人で眠るいちごちゃんの姿があって

寝相が悪いのかと初めて知った

すると突然掴まれた腕に見れば逆隣に竜ちゃんがいて


「はよ。今日はえーな」
『おはよ。うん、ちょっと早く学校行きたくて』
「ふーん?」
『ごめんね竜ちゃん起こしちゃって。また寝なよ』
「んー、」


そう言うとゆっくりと体を起こした竜ちゃんは辺りを見渡して


『おやすみ』
「んー、」


寝ぼけた眼が合って私の言葉に返事をしたから当然また眠るものだと思っていたけれど

何故か竜ちゃんの手が伸びてきて突然抱きしめられた体


『りゅ、竜ちゃん……?寝ぼけてんの?』
「ん、そういうことにしといて」


意味がわからなくて固まっていれば、フッと聞こえた音に体が離れて竜ちゃんと目が合った


「送ってってやりてーけど」
『一人で行けるから大丈夫だって』


すると何を思ったのか私の頬に触れた竜ちゃんの手


「いってらっしゃい」
『う、ん、いってきます』


親指で撫でられた頬がくすぐったくて、恥ずかしくて熱くなる頬に逃げるように部屋を出た


多分寝ぼけてたんだ

ep6 Team奏-鏑木元→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (194 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
652人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

成田(プロフ) - 綾瀬さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!これからも頑張りますので、また読みに来てくださると嬉しいです☆ (2020年1月3日 20時) (レス) id: 9a366f7078 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬 - 毎回とても楽しみです。頑張ってください (2020年1月3日 19時) (レス) id: 006049a680 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - 滴さん» こんばんは。ご指摘ありがとうございます!「ら」が抜けていましたね!直しました! (2019年10月19日 22時) (レス) id: d5fb161253 (このIDを非表示/違反報告)
- こんにちは(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ep.4 Team奏▽ページ20のここの部分 何これ、私もはけた方がいいのだろうかと頭の隅でそんなことを考えなが応えれば これ正しくは考えながらではないんでしょうか? (2019年10月17日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - 滴さん» こんばんは。コメントありがとうございます、読んでいただきありがとうございます!本日更新致しましたので、また読んでくださると嬉しいです★ (2019年6月2日 22時) (レス) id: 9a366f7078 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:成田 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年5月10日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。