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ページ16

竜side



Aがうちに来て数週間。初めはどんな奴かわからなくて警戒していたけれど、悪い奴じゃないというのはすぐにわかった


兄貴やいちご達と喋る雰囲気や時折笑った笑顔が可愛くて、いつの間にか目で追っていて


もっと近付きたくて、触れてみたいと思った


ただ



「なぁ、竜ちゃん」
「んー?」
「俺、Aのこと好きかもしんねぇ」
「んー」



二人しかいない部屋で天井を見上げながら兄貴が言った



「え、驚かねーの!?」
「なんとなくわかったし」
「マジか」
「マジ」



何がきっかけかはわからないが、兄貴はすぐに態度へ出やすいから見てればわかる



「竜ちゃんは?」
「え?」
「Aのこと、どう思ってる?」
「……俺は……」



もうとっくに自分の気持ちには気付いている


けれど俺がここでそれを言ったらどうなる?


兄貴とライバルとか。ありえねぇよそんなこと



「俺は、まだよくわかんね」
「ふーん」
『ただいまー』



するとタイミングよく響いたAの声に



「お!おかえり!どこ行ってたんだ?」
『あかりさんに買い物頼まれて』



俺の隣から立ち上がってAに駆け付けた兄貴は彼女が持っていた袋を持つ



「今日の夕飯何?」
『ハンバーグだって』



そんな会話をする二人を俺はただ見るだけで



『手洗ってくるね』
「おう」



そう言って歩き出したAに兄貴は微笑んで



「竜。お前はまだ自分の気持ちに気付いてねぇだけだよ」



その言葉は俺だけに向けられた




▽→←ep3 Team京極兄弟



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成田(プロフ) - 綾瀬さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!これからも頑張りますので、また読みに来てくださると嬉しいです☆ (2020年1月3日 20時) (レス) id: 9a366f7078 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬 - 毎回とても楽しみです。頑張ってください (2020年1月3日 19時) (レス) id: 006049a680 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - 滴さん» こんばんは。ご指摘ありがとうございます!「ら」が抜けていましたね!直しました! (2019年10月19日 22時) (レス) id: d5fb161253 (このIDを非表示/違反報告)
- こんにちは(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ep.4 Team奏▽ページ20のここの部分 何これ、私もはけた方がいいのだろうかと頭の隅でそんなことを考えなが応えれば これ正しくは考えながらではないんでしょうか? (2019年10月17日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - 滴さん» こんばんは。コメントありがとうございます、読んでいただきありがとうございます!本日更新致しましたので、また読んでくださると嬉しいです★ (2019年6月2日 22時) (レス) id: 9a366f7078 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:成田 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年5月10日 23時

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