▽ ページ4
「あれー?なんか楽しそうだな」
その時聞こえた声と足音に振り返れば学ランを着た男が二人いて
玄武高専だ
なんでそんな奴らがここにいるのだろうかと眉根を寄せれば、睨むように近寄ってきた男達に一歩後ずさってしまった
「へぇ、こいつ?」
「コラ竜、Aがびっくりしてるでしょうが!」
「おいお前。先に言っておく。タメだけど俺の方が誕生日が先だからお前が妹だからな」
『……は……?』
何を言われるのかと思ったらそんなことで、思わず間抜けな声が出てしまった
「わかってんのかよ」
『わ、わかりました……』
「おい竜、そんなのどうでもいいだろ。なぁ?」
『あ、え、いや、』
「こういうのは最初が肝心なんだよ」
「ったく」
そう言うと近づいてきたその人は、背が高くて威圧感があって瞬く間に体が強張った
「俺尊人、よろしくな」
『よ、よろしくお願いします……』
けれどニッと笑った姿に、もしかしたら悪い人ではないのかもと過った頭
「ほら二人共。もうすぐ夕飯だからね」
「今日の夕飯何?」
「カレーだよ」
「お、カレーじゃん」
「な?だから言ったろ?」
歩き出したあかりさんを追い掛けて
『あ、あ、あの、あの人達。もしかして、私のお兄ちゃん、ですか?』
半信半疑で聞いてみれば、あかりさんは笑いながら「そうだよ」と言った
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成田(プロフ) - 綾瀬さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!これからも頑張りますので、また読みに来てくださると嬉しいです☆ (2020年1月3日 20時) (レス) id: 9a366f7078 (このIDを非表示/違反報告)
綾瀬 - 毎回とても楽しみです。頑張ってください (2020年1月3日 19時) (レス) id: 006049a680 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - 滴さん» こんばんは。ご指摘ありがとうございます!「ら」が抜けていましたね!直しました! (2019年10月19日 22時) (レス) id: d5fb161253 (このIDを非表示/違反報告)
滴 - こんにちは(*^^*) かなりお久しぶりです(笑) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 ep.4 Team奏▽ページ20のここの部分 何これ、私もはけた方がいいのだろうかと頭の隅でそんなことを考えなが応えれば これ正しくは考えながらではないんでしょうか? (2019年10月17日 12時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
成田(プロフ) - 滴さん» こんばんは。コメントありがとうございます、読んでいただきありがとうございます!本日更新致しましたので、また読んでくださると嬉しいです★ (2019年6月2日 22時) (レス) id: 9a366f7078 (このIDを非表示/違反報告)
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