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音が全身に降ってくる。
地面が唸るように鳴って、視界は瞬く間に色を変えていく。
虹色に移り変わるステージは目が眩むほど眩しい。なのにどうしてか目が離せなかった。
赤の彼が声を上げる。
瞬間、悲鳴が歓声かどっちだか分からないような声が耳を抜けた。
『すごい…』
この前まで近くにいた気がした彼は、やっぱりスターだった。
比較的ステージに近いこの席からも、オレンジの淵取りのある団扇がいくつも見える。
「大ちゃんかっこいいー！」
「みた？！いまの涼介やばいって」
ライブってこんなにすごいものなんだ。
もう寒いはずなのに、ライブの熱気で上がった体温。
観客の声は止むことなく耳に入ってくる。
ほんとあの人、楽しそうに笑うなぁ。
モニターの中の有岡くんを見つめながら、彼から貰ったタオルに顔を埋めた。
・
『責任取って私と1日だけ付き合ってください。』
そう告げた私。
事を犯してしまったと思い込んだ彼は、”そんなことでいいの？”と言って困惑していた。
彼は私の条件を呑んだのだ。
1日だけの恋人になるという条件を。
そのはずなのに…
その約束の日、彼はステージライトの下にいた。
意味のわからないまま渡されたチケットを手にライブ会場を訪れた私はというと、未だに状況がよく分かっていない。
ただ私は、観客席で彼を見つめていた。
ひどく優しい声で歌う彼に、心を全部もっていかれそうだった。
爆音と共に会場が暗転して、急に9人の姿が見えなくなる。
音楽と共に現れた人影は3人。
あれ？有岡くん達はこの曲は出ないのかなぁ。
でも不思議に思っているのは私だけらしい。
近くの女の子達は、なんの疑問も感じることなく、彼ら3人にペンライトを振っていた。
・
『Aちゃん』
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himawari(プロフ) - 有岡担さん» 1年越しのレス失礼致します。ありがとうございます！とても嬉しいです！まだHey! Say! JUMP好きですか？良かったらまた見てくださいね！ (2021年11月2日 23時) (
レス) id: bbb7ea1a79 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - はじめまして！あの、このお話を見たときにもう最高かと思いました！続きも待ってます。 (2020年7月31日 16時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
himawari(プロフ) - ﾏﾘﾅさん» ﾏﾘﾅさん、コメントありがとうございます！頑張ってかきたいと思います！ (2019年1月31日 19時) (レス) id: 9a53dee1e8 (このIDを非表示/違反報告)
ﾏﾘﾅ(プロフ) - 初めまして！一気に世界観にハマってしまって主人公ちゃんの幸せの続きが気になりました！更新待ってます！ (2019年1月30日 4時) (レス) id: bbedea094b (このIDを非表示/違反報告)
himawari(プロフ) - maimaiさん» ありがとうございます！普段は読まないのに、読んで下さってるっていうのは本当に嬉しいです！！つい更新してしまいました...！ (2019年1月21日 8時) (レス) id: 9a53dee1e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：himawari | 作成日時：2018年8月25日 21時
