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「えぇ！有岡くんの家に泊まったぁ？！」
『ちょ、声でかいよ。』
「なぁんでそんなことなってんの！」
『それは私が聞きたいって…』
興奮した真奈の手が当たり、写真立てがパタリと倒れた。
質問を投げかけてくる彼女を他所に、綺麗なドレス姿の真奈とその旦那さんの写った写真を元に戻す。
「ちょっと聞いてるの、A。」
『何も聞こえないし、聞きたくないわ。』
「ちょっと、途中まで報告しておいてそれはないでしょう。」
長いため息が漏れた。
どうしてこうなったか私の方が聞きたいものだ。
「で、したの？」
『何を。』
「何とぼけてんのよ、アレよ。」
『はぁ…してないわよ。』
有岡くんのお家に泊まってからちょうど一日がたった頃、私は真奈の家で報告をしていた。
予想以上に食いついてくる彼女。
なんだか少し違和感を感じる。いつもは流し半分で聞くのにな。
「なぁんだ、夜の有岡くんのお話が聞けると思ったのになぁ。」
『真奈が相手してやればいいんじゃないの。』
「何言ってんのよ。平々凡々の私が有岡くんと関係なんて持てるわけないでしょう。しかも、あんたと違って既婚者なのに。」
その有岡くんは真奈のことが好きなんだってよって。
言ってやろうかと思ったけれど、流石に有岡くんが可哀想なのでやめておいた。
「そもそも、なんで有岡くんと知り合いだったのよ。」
真奈と有岡くんの関係。
そう言えばまだ聞いたこと無かった。
「ちっちゃい頃のお隣さんよ。」
『は？』
「幼なじみってやつね。」
『…そうゆうこと。てか、あんた有名人の知り合いいるのに何年も隠してたわけ？』
真奈とはかれこれ6年くらいの付き合いだ。
それで話題に挙げないというのは、故意に言わなかったとしか思えない。
「ほら、有岡くんって真っ直ぐじゃない。」
『そぉ？結構ひねくれてそうだけど』
「可哀想だと思ったのよ。あんたが会ったら。」
『どうゆう意味よ。私じゃ彼は落とせなかったのに。』
真奈は私の言葉を聞いてから、一泊置いてため息をついた。
睨むようにして彼女を見つめ返すと、直ぐに口を開いた。
「違うからね。有岡くんが、じゃなくてAが可哀想だと思ったのよ。」
『はぁ？私が？』
「──────Aが、有岡くんのこと好きになっちゃうんじゃないかなぁって。」
パタリと、また写真立てが倒れた。
今度は私の肘が当たったらしい。
慌ててそれを元に戻すと、写真の中の彼女が満面の笑みで笑っていた。
「A、顔赤いけど大丈夫ー？」
そう言って彼女はにやにやと私を見やった。
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himawari(プロフ) - 有岡担さん» 1年越しのレス失礼致します。ありがとうございます！とても嬉しいです！まだHey! Say! JUMP好きですか？良かったらまた見てくださいね！ (2021年11月2日 23時) (
レス) id: bbb7ea1a79 (このIDを非表示/違反報告)
有岡担 - はじめまして！あの、このお話を見たときにもう最高かと思いました！続きも待ってます。 (2020年7月31日 16時) (レス) id: a06e75bb6c (このIDを非表示/違反報告)
himawari(プロフ) - ﾏﾘﾅさん» ﾏﾘﾅさん、コメントありがとうございます！頑張ってかきたいと思います！ (2019年1月31日 19時) (レス) id: 9a53dee1e8 (このIDを非表示/違反報告)
ﾏﾘﾅ(プロフ) - 初めまして！一気に世界観にハマってしまって主人公ちゃんの幸せの続きが気になりました！更新待ってます！ (2019年1月30日 4時) (レス) id: bbedea094b (このIDを非表示/違反報告)
himawari(プロフ) - maimaiさん» ありがとうございます！普段は読まないのに、読んで下さってるっていうのは本当に嬉しいです！！つい更新してしまいました...！ (2019年1月21日 8時) (レス) id: 9a53dee1e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：himawari | 作成日時：2018年8月25日 21時
