【REBORN!】幻のアルコバレーノの波瀾万丈な日々。３【ヴァリアー編】

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「…なぁ、おかしくないか？」



『うん、わかってる』





霧の守護者である六道骸の代理、クローム髑髏。

彼女を助けるべく僕たちは体育館に向かっていた。



理由はまた後々わかるだろう。





話を戻すが、体育館に向かってるのだが全然着かない。

そこまで距離があるわけでもないし幻術を疑うのが普通だ。





「マーモンが気づいたのか…。だが、解毒は済んでなかったよな」



『誰かと一緒だろうね。さっきまで動けた奴は…』



「！ベルフェゴールか」



『正解。で、ボンゴレの誰かも一緒っていうのも頭に入れといた方がいいな』





リストバンドからの情報を組み合わせるとそうなったわけだ。

でも、全てが事実かどうかはまだわからない。



とにかくどうにかして幻術から抜け出さないと。

僕は幻術には詳しくないからあまり参考にならないけど…。





「…完全に幻覚に嵌ってんな。抜け出すのは難しいな」



『おそらく中にいるボンゴレに助けを求めても無駄だな。多分同じようにマーモンの幻覚に陥ってるだろうから』



「もう他に動ける奴はいないのか」



『…いや、一人だけいる…』





現状をもう一度整理して考えてみる。



霧の守護者は別として全員が解毒しているだろう。

その中でもケガが軽傷で動けるのは…



ツナたちは獄寺、山本、了平くらいだな。

ヴァリアーはベルだけしかいない。



あの2人の性格的に獄寺と山本が体育館にいる。

それを迎え撃ってるのはベルとマーモンかな。



そして今動けるのは了平先輩だ。

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