標的80 ページ40
「え……こ……この人…9代目……!?」
『そんな…まさか…』
「ど……どうなってんだ……?……え?なんで……モスカ……から!?」
「おい、しっかりしろ!
ちっ、モスカの構造………前に一度だけ見たことがある………。9代目は……ゴーラ・モスカの動力源にされてたみてーだな」
「!動力源!?」
もしかしてザンザスはこれを狙ったのか…?
父親である9代目をこんなことさせてまで?
「ど……どーして!?」
「どーしてじゃねーだろ!てめーが9代目を手にかけたんだぞ」
「オ……オレが……?」
「やべーな。応急処置でなんとかなる傷じゃねえ…」
『待て、僕がやってみる』
僕の力の秘密がバレるのを恐れて今まで使わなかった。
さっきだって使わなかったのもそのせいだ。
ま、大雅と戦ったときは使っちゃったんだけど。
すぐにおしゃぶりを使って9代目の傷を治す。
『(傷が酷すぎて止血にしかならない…)』
「どーだ?」
『…僕の力じゃだめみたいだ。すぐに病院へ…、!』
「………ちがう…悪いのは……私だ……」
「9……9代目!!」
「やっと会えたね…綱吉君…」
吐血しながら苦しそうに息を吐く9代目。
僕は少しでも楽になるようにさらに力を使う。
…あれ、なぜか視界がぼやけるような…。
「すまない…こうなったのはすべて私の弱さゆえ…。私の弱さが………ザンザスを永い眠りから目覚めさせてしまった……」
『(もっと…もっと力を使わないと9代目が…)』
その瞬間、僕の意識はぷつりと途切れる。
倒れる直前にリボーンの声が聞こえた気がした。
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ユメ(プロフ) - 吸血蝶さん» おかえりー!ぜんぜん大丈夫だよ~ (2017年8月16日 19時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - ただいま!!帰って来ました!!!これからは返信出来ます!!!ごめんね!!! (2017年8月15日 21時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 吸血蝶さん» そうだよね! おっけーです!大丈夫だよ~ (2017年8月12日 21時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - うん。確か五巻くらいだったはず!!! それと、塾の合宿で15日まで返信出来ません!!!ごめん!! (2017年8月11日 0時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - すみません!旅行中なので更新できないです(現在車内)。といってもそこまで遠くないので日帰りですが…。明日は遅くなるかもしれないけど更新します~ (2017年8月10日 23時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユメ | 作成日時:2017年6月4日 20時