【REBORN!】幻のアルコバレーノの波瀾万丈な日々。２【ヴァリアー編】

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前からも後ろからも攻撃を仕掛けられる。



ドームのように作り出したバリアがどれだけ持つか…。

いや、やっぱり頭部の破壊に回ったほうがいいかな。



すぐに双剣を出しモスカの頭部を狙う。





ガキィンッ





『くそっ…』





傷は入ったけどあまりダメージはなさそうだ。

かなり力を入れたけど足りないのか…。



ふと後ろを向けば僕の様子を不安そうにじっと見つめる3人。

そしてガトリングの標的が合わされてることに気づいていない。






『後ろ！危ない！』





キィンッ





「アルコバレーノの人、後ろ…！！」





声だけかけて片方の剣をガトリングに投げつける。

何とか当たって活動を停止したようだ。





女の子の言葉通り後ろを見れば圧縮粒子砲が放たれる直前だった。



なぜか僕の体は硬直して動かない。

身の危険を感じてぎゅっと目を閉じた。





ドウッ





「あれは……」



「じゅ…10代目！！」



『ツナ！』



「…待たせたな、A」





前とは別人と言っていいほど変わっている。

炎の大きさもツナから感じ取れる意志の強さも。



よかった…ツナならモスカの相手を頼めそうだ。

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