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標的69 ページ29

何をするわけでもなく、大きすぎる部屋でゴロゴロしていた。

すると小さなノック音が扉の方から聞こえてくる。





『はーい』



「A、僕だよ」



『開いてるから勝手に入ってー』





マーモンはふよふよと浮かびながらこっちへと来る。

流石に失礼かと思ってソファーの方に移動した。



一体マーモンが僕にどんな話を…?





『どうしたの?』



「少し話したくてね。君とは〝あの日〟以来じゃないか」



『…ああ、そういえばそうだっけ』





僕たちアルコバレーノの運命を変えることになったあの日。

それ以来僕は姿を消し、今まで情報収集に徹していた。



でもマーモンたちは並々ならぬ呪いを解く努力をしたはずだ。





「ソレはどうだい?」



『うん、ちゃんと力の制御もできてる。助かるよ』



「それはこっちのセリフだよ。君の研究を参考に作っただけさ」





マーモンが僕から金も取らずに依頼を引き受けたんだからよっぽどなんだろう。



僕とマーモンの力を制御する鎖のようなもの。

それは僕の研究を参考に作ったものなのだ。



この力は色々知ってるから研究とは言わないけどね。





「…まさかAがボスとあんな取り引きをするなんてね」



『驚いた?』



「驚くよ。君は誰かに付いたりしないだろう」



『今はツナたちに付いてるよ?』



「…さっきの会話聞こえてたよ。本当はどっちにも付く気ないんだろ?」



『聞いてたんだ。

…そうだね、僕は誰かに付いたりしない。でも今回の取り引きはただの気まぐれだよ』



「ふーん…。
ま、僕に関係なさそうだからいいや」





興味なさそうにそう言うとマーモンは立ち上がった。

どうやら話はこの鎖のようなものと取引についてだったらしい。

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設定タグ:家庭教師ヒットマンREBORN! , アルコバレーノ , 愛され   
作品ジャンル:恋愛
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ユメ(プロフ) - 吸血蝶さん» おかえりー!ぜんぜん大丈夫だよ~ (2017年8月16日 19時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - ただいま!!帰って来ました!!!これからは返信出来ます!!!ごめんね!!! (2017年8月15日 21時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 吸血蝶さん» そうだよね! おっけーです!大丈夫だよ~ (2017年8月12日 21時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - うん。確か五巻くらいだったはず!!! それと、塾の合宿で15日まで返信出来ません!!!ごめん!! (2017年8月11日 0時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - すみません!旅行中なので更新できないです(現在車内)。といってもそこまで遠くないので日帰りですが…。明日は遅くなるかもしれないけど更新します~ (2017年8月10日 23時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユメ | 作成日時:2017年6月4日 20時

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