標的61 ページ21
『お腹空いた』
「オレもー。なんか作って」
『作ってる途中で来たのあんたでしょ。責任とってベルフェゴールが作ってきて』
「なんでだよ。オレ王子だぜ?」
『関係ねーし。それなら僕だって一応アルコバレーノなんだけど』
「む、貴様…」
しょうもない言い合いをしながら廊下を歩いていたとき、前方からレヴィの声が聞こえた。
そして僕を視界に捉えると険しい顔つきになる。
そういえばこいつも僕の力を見た一人か。
『どうも。しばらくここでお世話になるから』
「ボスがそう言ったのか。なら仕方あるまい」
『じゃあ…これで』
「待て」
『…何』
「ジャックがお前を心配していた。一度会ってやれ」
『…』
会釈してからレヴィの横を通り過ぎた。
慌ててベルフェゴールが追ってくる。
正直言って大雅とはリング争奪戦が終わるまであまり会いたくない。
あいつにもプライドがあるのに助けるなんてマネしちゃったんだから。
こんな所にいたら会ってしまうだろうけど。
「…あいつさ、光の守護者になれねーこと知ってたらしいぜ。なんか光のリングの適正者じゃないとか言ってたけど」
『うん。でもそれは間違いだ』
「は?」
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ユメ(プロフ) - 吸血蝶さん» おかえりー!ぜんぜん大丈夫だよ~ (2017年8月16日 19時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - ただいま!!帰って来ました!!!これからは返信出来ます!!!ごめんね!!! (2017年8月15日 21時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - 吸血蝶さん» そうだよね! おっけーです!大丈夫だよ~ (2017年8月12日 21時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
吸血蝶 - うん。確か五巻くらいだったはず!!! それと、塾の合宿で15日まで返信出来ません!!!ごめん!! (2017年8月11日 0時) (レス) id: e29e369563 (このIDを非表示/違反報告)
ユメ(プロフ) - すみません!旅行中なので更新できないです(現在車内)。といってもそこまで遠くないので日帰りですが…。明日は遅くなるかもしれないけど更新します~ (2017年8月10日 23時) (レス) id: 5b1c909768 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユメ | 作成日時:2017年6月4日 20時