【REBORN!】幻のアルコバレーノの波瀾万丈な日々。２【ヴァリアー編】

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「面白え。オレが勝っても負けてもてめえは逃げられねえぞ」



『だから提案してるんだよ。でもお互いの利害は一致したはずだ』



「…」





ザンザスが勝っても僕は正式な光の守護者に認められたからヴァリアーに移動になる。

ザンザスが負けてもさっき提案した約束のせいで僕はザンザスに協力しないといけない。



これで大雅が助かるなら安いもんだろう。





「てめえはしばらくこっちにいろ」



『不安だな』



「何もしねえ。カス共がてめえと話してえとうるさくてな」



『興味を持ったのはあんただけじゃないのか』





さっきのベルの態度から見て、そのカス共の一人で間違いないだろう。

あとはスクアーロとレヴィあたりじゃないかな。



自分の仮説に妙に納得して大丈夫だろうと判断する。





『じゃあ少しの間こっちにいるよ。その代わり誘拐されたってことにするから』



「…」



『それはOKということで間違いない？』



「ああ」





それっきり目を閉じてしまったから話は終わったんだろう。



ちょっと緊張したなとため息をこぼす。

そしてザンザスの部屋を後にした。

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