【REBORN!】幻のアルコバレーノの波瀾万丈な日々。１【出会い編】

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『とりあえずお疲れ、獄寺。これでも飲んで休憩したら？』



「誰が飲むか！」



「そんなこと言わずによ、好意を有り難く受け取ってやれ。Aはそんなことしねーよ」



『呼び捨てにすんなクソ医者』



「おいおい、その言い方はないだろ〜」





警戒しまくってる獄寺に無理やりスポーツドリンクと簡単に食べれそうな物を適当に渡す。

コイツのことだし何も食べてないと思った配慮だったんだけど…。



中身がまだ未開封なのを確認すると、獄寺はスポドリを迷わず口に入れた。





『(獄寺のリングは嵐、と…)』





〝荒々しく吹きあれる疾風〟

嵐のリングも獄寺にぴったりだな。



残るは霧だが、全く初対面の女の子らしい。

急に会いに行ってリングを見せてもらうなんてできない。



どうすれば普通に接触できるか…。





『…ソレ貸してよ』



「ああ？何に使うんだ」



『ただ投げるだけだ』



「…間違ってもオレに投げんなよ」





3本のダイナマイトを仕方なさそうに渡された。

僕はたまたま持っていたライターで火をつける。



獄寺は紙飛行機を宙に飛ばす。

アレを狙え、と目で獄寺は訴えかけてくる。



僕は狙いを定めて3つの紙飛行機にダイナマイトを投げた。





ドンッ





「！3つ…同時に…」



「おーおー、腕は落ちてねーみたいだな」



『アンタが知った風な口聞くな』





肩を組んできたシャマルの手を振り払う。

こいつは僕の何を知ってるって言うんだろうか。

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