【REBORN!】幻のアルコバレーノの波瀾万丈な日々。１【出会い編】

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ツナの元へと向かっている間にランボを見かけた。

モジャモジャ頭にリングを引っかかっていて目が飛び出るかと思ったよ。



丸見え状態のそれを確認すると、雷のリングだった。





〝激しい一撃を秘めた雷電〟

それほどの実力があるとは思えないが…。



といってもあの門外顧問のことだ。

よっぽどではない限り子供を選ばないだろう。



例えこの子があるファミリーの殺し屋だったとしても。



ま、大方10年後のランボにかけたって所だろう。

実際に見たわけじゃないから何とも言えないけど。



深く考えていると、近くからツナらしき声が聞こえてきた。





「おい！ちょっとくらい休ませてくれよ！！」



「さっきから死ぬ気で休んでるじゃねーか」



「それでも疲れるんだよ！！」



『お疲れ、ツナ。これスポーツドリンクね。今は取り込み中？』



「A！あ、これありがとう」



『ん』



「仕方ねーな。休憩はちょっとだけだからな」





リボーンの言葉にホッと息を吐くツナ。



よほど疲れてるらしいな…。

一体どんな修業をさせられてるんだ？



僕は火にあたるツナの隣に腰を下ろした。





『(わかってたけどツナは大空のリング…か)』



「そう言えばなんでここにいるの？てか、どうやってわかったの！？」



『うーん…何となく？』



「何となくでこんな所に着かないよ！！？」



『あはは！』





僕が声を上げて笑えば頭上にはてなを浮かべる。



まだ全員には会ってないけど、いつも通りのこいつらでよかったよ。

他のマフィアみたいに残酷非道な奴らになってたらどうしようかと思ってた。

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