【REBORN!】幻のアルコバレーノの波瀾万丈な日々。１【出会い編】

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『それで何の用？』



「てめえ、さっき10代目にガン飛ばしやがっただろーが。10代目の命を狙ってんなら…ここで果てろ！！」



『…噂通りだ』





複数のダイナマイトを僕の頭上を目掛けて宙に放った。

それは重力に従って落ち、少しずつ距離が縮まる。



懐から武器を取り出し、ダイナマイトを全て斬り落とした。





「てめえそんなデカい武器どっから…！」



『僕はケンカしない主義だけど…売られたなら仕方ないかな』





久しぶりに握った双剣はやっぱり僕の手に馴染む。

これなら手こずることもないだろう。



それにこの武器はコンパクトなサイズだから気に入っている。

必要に応じて元のサイズに戻したり、数センチほどの小ささにしたりできるのだ。



改めて使い勝手の良さに思わず笑みが浮かぶ。





「チッ…やっぱり10代目を狙ってやがったのか！ここは何としてもオレが…！！」





もう一度構えたダイナマイトを投げられる前に斬る。

そして、驚く獄寺隼人にニヤリと笑うと、肩に剣を振り下ろした。





「ぐあっ…！」



『…弱いな』





肩を押さえる獄寺隼人を校舎側に突き飛ばし、逃げないように顔の横に剣を刺す。



…と言っても殺す気は全くないのだ。

ただ売られたケンカを買っただけであって。

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